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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

国民世論を二分するなか岸田首相の強行で行われた安倍元首相「国葬」、情感のこもった菅前首相の弔辞が、昭恵夫人ばかりかマスコミ関係者の涙まで誘い、一転「菅勉強会」立ち上げで政局突入か

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年9月28日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国民世論を二分するなか岸田首相の強行で行われた安倍元首相「国葬」、情感のこもった菅前首相の弔辞が、昭恵夫人ばかりかマスコミ関係者の涙まで誘い、一転「菅勉強会」立ち上げで政局突入か ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。 菅前首相は、安倍元首相銃撃後、自身の勉強会立ち上げについて否定する発言をしてきていた。二階派の重鎮も、全く菅派の動きがないため、菅はとつくにやる気を失っているのではないかとさえ言われていた。実のところ菅は「勉強会」を立ち上げようとしたところ、思っていたほど人数が集まらなかったため、二の足を踏んでいたのだ。34~35人以上、場合によっては40人くらい集まるとみられていた。ところが、実際に集まったのは21人だった。ところが、国民世論を二分するなか岸田の強行により行われた「国葬」での、情感のこもった菅前首相の弔辞が、昭恵夫人ばかりかマスコミ関係者の涙までも誘い、淡々と棒読みに終わった岸田首相の弔辞とも否応なく比較して持ち上げられ、どうやら党内では菅の株が上がったようだ。これで、満を持して菅派「勉強会」が発足すれば、見込まれていた30~40人近くが集まってくるだろう。  やはり、岸田政権の支持率が高かったことと、安倍の弔い合戦もあって選挙に大勝したことなどから、わざわざ非主流派の立ち上げに加わることもないと二の足を踏んでいたといえる。  勉強会が発足するか、しないかはともかく、いずれにしても次の政局のキーパーソンは菅であることは間違いない。二階派との連携の話も崩せないところだ。そのうえで、菅が「勉強会」立ち上げを表向きには否定しながら、裏では麻生太郎副総裁との面会を重ねてきている。そこで何が話し合われていたのかが、次の政局を占うことになる。 ◆〔特別情報2〕  麻生も二階も、次の解散時には引退となるだろう。麻生は、息子に地盤を譲ることになる。麻生派の後継者は、河野太郎とみなされているけれども、そう簡単ではない。河野太郎自身としては、麻生派は、元は父・洋平が率いていた「河野派」だったという意識が強く、当然、派閥を返してもらうような感覚で自分が後継者であると強く認識している。ところが、当の麻生の思惑は違っている。麻生は、河野太郎については反乱分子という見方もしており、いつ割って出られてもおかしくないという警戒の思いでいる。恐らく麻生は、河野太郎に譲る気はサラサラない。それならば、自分の息子が政治家として大成するまでの間、菅前首相に派閥を支援してもらったほうがいいと思っている。何より、安倍の長期政権を女房役の官房長官として完璧に支えてきた菅だ。麻生としては、菅であれば、安心して派閥を預けられるという思いでいるだろう。さらに菅を通じて二階派も巻き込むことができれば、「麻生派」は自民党の最大派閥となって、麻生はキングメーカーとしての影響力を最大限に持つことができる。
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