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渡邉哲也の今世界で何が起きているのか<年間購読>

渡邉哲也(作家・経済評論家)

渡邉哲也

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★総選挙の結果をGROKを使い、改めてデータから解析しました。出口調査や情勢調査を踏まえたデータ分析になります。今回の選挙では、公明と立憲が中道を形成しました。これにより、旧公明の票数等が明らかになる形です。

結論から言えば、公明党(フレンド票を含む)は 500〜550万票程度(うちフレンド票150万) を保持しているとみられます。しかしその一方で、公明と組んだことで 立憲の支持層が約550万票離反 しました。つまり比例においては、支持層だけで見ればプラマイゼロ、小選挙区では公明票350万を得たとしても、約200万票のマイナス になった計算です。

これは、共産党や左派勢力が基地問題や原発問題などで反発したこと、同時に過去の経緯から公明党員が積極的に小選挙区を支援しなかったことに起因すると考えられます。これはあくまでも支持層だけを見た分析であり、約6割を占める無党派層も、宗教色が付いた中道を嫌い投票しなかったものと推測されます。


保守側の構造

•     厳密なイデオロギー自認としての「保守寄り」:約2,500〜3,000万人(25〜30%)

•     無党派層を含む、現実の投票行動として高市政権を支持する「広義の保守層」:約3,500〜4,500万人(35〜45%)

有権者数は 1億351万7115人、投票率56.26% ですので、実数は 約5824万票 となります。中道の基礎票が失われる中で、広義の保守層の多くが自民党に投票したことが今回の勝利につながったと考えられます。また、これまで国民民主、参政党、日本保守党に流れていた保守票も、ほとんど取り戻せたといえるでしょう。


中道の情勢悪化について

今回の情勢調査の推移を見ると、事前・序盤・中盤と選挙が進むほど中道の情勢は悪化しました。事前では優勢(5%以上リード)とされていた候補が次々と落ちていったのです。これは選挙陣営が機能しなかったことに起因すると考えられます。特に共産党など左派勢力の協力を得ていた陣営で顕著でした。

旧敵である公明との協力により、陣営内の対立が深まったと推測されます。もともと共産・極左と公明は水と油であり、四半世紀にわたり敵対してきた関係です。これをまとめ切れる候補や選挙スタッフはほとんど存在しなかったでしょう。


旧立憲側の大敗と今後の影響

今回、旧立憲側は 21名当選(改選前148) という歴史的大敗となりました。これは今後の参議院選挙にも大きな影響を与えます。

まず、議席を大きく減らしたことで、選挙区支部を維持できるかという問題が生じます。事務所を維持するには最低3人の秘書・スタッフ(電話番、運転手兼カバン持ち、日程調整)が必要で、事務所費や会報などの通信費も含めると 年間3000万円以上 の維持費がかかります。政党助成金が大幅に減った中で、これを維持するのは困難とみられます。

また、2年後の7月の参議院選挙ですが、参議院は全県区で選挙区が広く、参議院議員は直接的な手足をほとんど持たず、衆議院の支部が実働部隊になります。この支部が弱体化したことで、参議院選挙は極めて厳しい戦いになるでしょう。

さらに参議院比例は全国比例であり、党名または個人名で投票され、名簿順位(特別枠2名を除く)がないため、名前を書かれた順に当選が決まります。この際、中道が継続していても、公明党側は自党候補の名前で上位当選するよう票割りを行うと考えられ、立憲側の当選者は激減する可能性があります。そして、立憲側は労働組合の組織候補が中心です。このため、支持母体の連合や各組合がそれを認めないものと思われます。

今回、統一会派すら作れなかった理由は、この比例制度の問題が背景にあると考えられます。そして、この問題は今回の選挙の大敗により、顕在化しました。これにより、将来的な分離が予想されます。



著者:渡邉哲也(作家・経済評論家)

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