□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年9月28日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ドル高で減価するコモディティ価格、第二の「プラザ合意」はあるのか? =================================== <ドル高が押し下げるドル建てコモディティ相場> ドルの急伸が止まらない。ドルインデックスは2002年5月以来となる20年4カ月ぶりの高値を更新している。昨年末から比較すると19.4%のドル高であり、特に9月は28日時点で5%超のドル高となっている。新興国通貨では珍しくない変動率だが、ドルが月次で5%超の変動を見せるのは、2015年1月以来のことであり、近年では殆ど見かけることがなかったレベルの相場変動が生じている。 9月は22日に日本銀行が大規模な円買い・ドル介入に踏み切ったが、26日には英ポンドが急落するなど、ドル高の反対側で深刻な通貨安も観測され始めている。米長期金利の水準が大きく切り上がっていることで、金融市場は動揺を見せ易くなっており、そのこと自体が更にドルを押し上げる循環的な動きも観測されている。… … …(記事全文3,158文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)