… … …(記事全文4,168文字)「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・関西万博が4月13日、開幕しました。ところが24日、50代の女性が体調不良を訴え、場内の医師の診察を受けましたがさらに体調が悪化し、西ゲートから場外の病院に運ばれました。その段階で既に意識不明の状態で、救急隊員の心臓マッサージを受けましたが搬送後、病院で死亡が確認されたそうです。
万博協会は産経新聞の取材には応じたものの、この件を含めて会場内での病人や怪我人の発生状況について一切、発表していません。隠蔽する気、満々のようです。万博会場は広大で、日差しを避ける施設や休憩所もあまりありません。これから熱中症などになる人が増える時期なのですから、体調を崩した人の年齢や具体的な症状、診療所での処置などについて毎日、発表すべきです。
開幕から一か月も経ちませんが万博協会の準備不足や無策、無責任ぶりが早くも露呈しています。これでは何か起きても自己責任で済まされかねません。万博で酷い目に遭わないために何を準備するべきか、気をつけたいことを具体的に解説します。