… … …(記事全文14,666文字)2026年9月10日、テキサス州ダラスで開かれた共和党の中間選挙大会で行われた、ヴァンス副大統領の基調演説がすばらしかった。
最初はキリスト教徒らしい演説から始まるが、そこから続く演説は、宗教を問わず、国を問わず、普遍的なことに言及したものだった。
ここに名スピーチが誕生した。
https://www.youtube.com/live/lVWuNV0sido
【全訳】
▶司会
ご来場の皆様、アメリカ合衆国第50代副大統領、J.D. ヴァンス氏を温かくお迎えください。▶J.D.ヴァンス
こんにちは、ダラス! 正直言って、これほど熱狂した観客が自分の名前を叫んでくれるなんて、かなりクールな気分だ。
さあ、もう一度やってくれ。(笑)
まず最初に、ご列席の皆様、そしてテレビでご視聴のすべての方々に、心からの感謝の意を表したいと思います。
私たちと一緒にこの会場におられる方も、ご自宅でテレビをご覧になっている方も、皆さんが今夜ここにいるのは、この国を愛しているからです。
私たちは、この国を後退させることは決して許しません。
2年前、覚えておいてほしいのですが、私たちの国は、疲弊していました。工場が次々と閉鎖されるのを見るのに疲れ果てていた。
隣人が薬物の過剰摂取で命を落とすのを見るのに疲れ果てていた。
何も買えなくなる生活に疲れ果てていた。
カルテルや犯罪者たちが、この偉大な国を好き勝手に支配しているのを見るのに疲れ果てていた。
そして、この国がますます汚くなり、貧しくなり、安全でなくなり、繁栄を失いつつあることに気づくだけで「人種差別主義者」呼ばわりされることに疲れ果てていた。
2024年の終わり頃、皆さんは疲れ果てていました。
私たちは国として疲れ果てていましたが、皆さんは打ち負かされてはいませんでした。
ワシントンの過激派たちは、私たちから多くのものを奪うことはできても、反撃する意志を奪うことはできなかったのです。
そこで、私たち全員が11月5日に団結し、アメリカ政界で最もタフな男をホワイトハウスに送り戻し、ドナルド・J・トランプを合衆国第47代大統領に選出したのです。
さて、ご列席の皆様、これは私にとって喜びに満ちた場です。
最前列に、偉大なるオハイオ州の姿が見えます。
しかし正直に申し上げると、私個人にとっては、またここにいる多くの方々にとっても、これは少し胸が締め付けられるような機会でもあります。
というのも、私が前回、共和党の党大会で演説したのは――覚えておられるでしょうが、わずか2年前のことですが――ちょうど私がアメリカ合衆国副大統領の共和党候補に指名された直後だったからです。私はまだ新米の上院議員で、政界に入ってまだ1年半しか経っていませんでした。
どうやら大統領は「異端児」を好むようです。
私は緊張していました。
考えてみてください。
人生で最大の舞台で演説をするのに、政治の世界に入ってまだ1年半にも満たなかったのですから。
しかし、あの演説をした時、人生最大の舞台で国民に向けて語りかけたその時、最前列のちょうどあそこあたりで、私の親愛なる友人チャーリー・カークが笑顔で私を応援し、「ここ大会会場に、君には良き友人がいる」と私に思い出させてくれたことを、私は決して忘れません。
そしてもちろん、私がアメリカ合衆国副大統領に選出された後、ちょうど1年前の今日、昨年9月10日、チャーリーが暗殺されたことで、その良き友人を失ってしまいました。
チャーリーは2人の子供を残しました。
まだ幼すぎて、事態を十分に理解できない2人の小さな子供たちです。
そして、素晴らしい妻のエリカも残されました。
彼女は、私たちのほとんどが求められることさえないほどの勇気と決意をもって、彼の使命を継承し続けています。
エリカ、愛しています。
しかし、あの愛らしい子供たちについては、今夜この番組を見ているとは思えません。彼らはまだとても幼いからです。でも、いつか彼らがこれを見て、私が今夜伝えようとしていることを知り、理解してくれることを願っています。
今日この瞬間は理解できないかもしれませんが、歴史は、あなたたちの父親が偉大な人物であったことを記録するでしょう。▶会場
チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー! チャーリー!チャーリー! チャーリー! チャーリー!▶J.D.ヴァンス
あなたのお父さんを愛していた私たちにとって、彼は「偉大な人物」以上の存在でした。彼は「善良な人」だったのです。
そして、お父さんが知っていたことを、あなたにも知ってほしいのです。
聖書には、神は父なき者の父であり、私たち一人ひとりが神の家族に養子として迎え入れられていると書かれています。
また、使徒パウロがローマ人への手紙で語ったように、もし私たちが神の子であるなら、私たちは神の相続人でもあります。
私たちはすでに受け継いでおり、父なる神から直接何かを受け継ぐ権利を持っているのです。
もちろん、私たちは堕落した人間が暮らす不完全な世界に生きています。
私たちは神の都ではなく、人の都に暮らしています。
しかし、私は、建国の父たちが、私たちの創造主の御心を反映した約束の上にこの国を築いたと信じています。すなわち、すべてのアメリカの子供は相続人として生まれ、生来の権利を持ち、この地球上で最も偉大な国の祝福を受け継ぐ権利を持って生まれるのです。それは、両親が誰であるか、見た目がどうであるか、あるいはどこから来たかによるのではなく、彼らがアメリカ人であり、ここが私たちの国であるからです。
そして、その生来の権利こそが、皆様、今年の11月の選挙の真の意義なのです。さて、チャーリーは特に若い男性たちに語りかけました。彼自身も若い男性であり、彼らがどのような思いを抱いているかを理解していたのです。彼は、若い男性にとって、恋に落ち、家庭を築き、父親になること以上に偉大な使命はないと理解しており、人々にそう語っていました。
彼は全国の若者たちに、結局のところ、どんな仕事に就こうと、どこの学校に通おうと、そんなことはどうでもよく、大切なのは家族だと語っていました。
もちろん、私もこの一年間、その言葉を深く考え続けてきました。
とりわけここ6週間は、その言葉を強く心に刻んできました。
ご存知の方も多いと思いますが、7月、私の愛するウシャが男の子、小さなアレックを出産したばかりなのです。
そして、中間選挙に向けた共和党全国大会(RNC)の主催者たちが、生後2週間の赤ちゃんと、他にもまだ幼い3人の子供を抱えている私の妻に、「テキサス州ダラスに来て、ご主人を紹介してくれませんか」と尋ねた時の様子を、皆さんがその場にいたなら見届けてほしかったと申し上げたい。
彼女は「とんでもない、世話をする子供が4人もいるんだから」と断った。それでも彼女は皆さんへの愛を伝えてくれていますし、今、家でこの様子を見守っていることも分かっています。そして、皆様、私はこの最も新しいアメリカ人の「生まれながらの権利」とは何かについて、深く考えてきました。
私の小さな息子は、本人はまだそのことを知りませんが、今や私たちの同胞なのです。そして、民主党が、アメリカ人としての私たちの共有する生まれながらの権利について、あるいは率直に言えば、その欠如について、何を語ってきたかを考えます。
ミシガン州では、ある特定の民主党員、ある候補者が、こう述べました。
引用します。
「核家族なんてクソ食らえ」
核家族? 一体何の話だ?
こうした憎悪に満ちた言葉は、祖国への愛から生まれたものではありません。それは、皆さんや私たちの同胞であるアメリカ人に奉仕したいという願いから生まれたものでもなく、魂の奥底にある深い空虚さから生まれたものです。
核家族こそがすべてなのです。
※核家族:日本でも核家族が増えているが、アメリカでは核家族が定番なので、核家族としただけで、核家族を批判・肯定している場面ではない。b日本人的には、「家族」と置き換えて理解して良い所。
その核家族の中で、私は4歳の娘、小さなミラが、生まれたばかりの弟に哺乳瓶でミルクをあげさせてほしいと懇願する姿を見守っています。
その核家族の中で、ほんの数週間前、アレックの兄姉たちは、生まれたばかりの赤ちゃんが初めて微笑むという奇跡を目の当たりにしました。
その家族の中で、私はウシャが4人の子供たちに対して、神々しいほど忍耐強い姿を見せてきたのです。
だからこそ、私の家族や、この国中の何千、何百万もの他の家族を廃止しようとする過激派たちに対して、私たちはシンプルなメッセージを送る。
「私たちの子供たちには、絶対に手を出すな」
私は、息子の未来を通してこの国の未来を見ずにはいられない。
私たちが何のために戦っているのか、そしてすべての子供たちに何を望んでいるのかを考えずにはいられない。
もちろん、私は息子が健康でたくましく育ってほしいと願っている。
清潔な水と本物の食べ物を手に入れられるようにしたい。
食料品店の成分表示を理解するのに、化学の博士号など必要としない国で暮らしてほしい。
息子の担当医が、極左の官僚たちではなく、親やヒポクラテスの誓いに忠実であるような国で暮らしたいのだ。
※「ヒポクラテスの誓い」とは?
古代ギリシャの「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスによってまとめられた、医師としての倫理や心得についての誓いの文書
全訳は続く。
この名スピーチは、ここからがメイン。
ここより先は会員登録が必要です。月・水・金に配信中です。(現在、平日毎日更新中)
そのため、1記事20円程度になります。
なお、今後、値上げの可能性がありますが、値上げした場合も、ご登録者は、登録時の価格が維持されますのでご安心ください。
ご購読を、心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。m(__)m

