… … …(記事全文6,388文字)概要
新型コロナウイルス感染症の起源と米国政府のパンデミック対応を検証する上院委員会公聴会に、元米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士が出席した。
公聴会では、ファウチ博士の研究資金配分、武漢ウイルス研究所との関係、新型コロナウイルスの起源をめぐる議論、ロックダウンやマスク着用などの感染対策、政府記録の管理、製薬企業との利益相反の有無など、幅広い問題が取り上げられた。
共和党議員は、ファウチ博士が危険性を伴う研究への資金提供や、研究所起源説をめぐる情報発信、パンデミック政策の決定において重大な責任を負っている可能性があるとして、説明を求めた。
これに対し、民主党議員は、公聴会が事実究明よりも政治的責任追及に傾いており、ファウチ博士個人を標的とする「見せしめ裁判」になっていると批判した。
ファウチ博士は、弁護士の助言に従い、実質的な質問のすべてについて、米国憲法修正第5条に基づく黙秘権を行使した。このため、公聴会は質問に対する具体的な回答がほとんど得られないまま進行し、議会の調査権と証言者の憲法上の権利をめぐる対立が前面に出る結果となった。

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