ひなた在宅クリニックの医師が往診していた、55歳のコロナ男性患者が死亡した事件に衝撃が広がった。23日の報ステと24日のモーニングショーで報道され、24日は一日中この話題でツイッター空間が騒然とした。男性は糖尿病の基礎疾患を持っていて、自宅でインスリンの注射を打っていた。20日に往診したときの映像では、血中酸素飽和度が89で脈拍数が147。玉川徹の話では、脈拍数が1分間に147というのは、100メートルを全力疾走した後の数値だと言う。 20日夕方、一度は入院先が決まって救急車に入ったところ、途中で病院側から受け入れを断る連絡が入り、八方手を尽くしながらどこも搬送先がなく、結局、自宅に戻るしかなくなった。翌21日に別の病院に入ったが、23日に男性は死亡する。遺族の許可があり、テレ朝の迫真の報道となった。23日、小池百合子と田村憲久が、コロナの病床体制を拡充する対策について二人で会見し、カメラの前で小池百合子がヘラヘラ笑う場面があった。最近の小池百合子は絶好調で、庶民が自宅で苦しんで死ぬ中、まるでコロナ禍を愉しんでいるように見える。 病院名等の具体的な情報はないが、この男性が翌21日に搬送されたのは、いわゆる看取り入院だと思われる。看取り入院なら病院はOKを出すのだと、ひなた在宅クリニック山王の田代和馬が21日放送のTBS報道特集で証言していた。すぐ死ぬ患者は入院を受け入れる。死亡診断するだけで、病床がすぐ空くから。治療して延命できる患者は受け入れない。病床を長い期間塞ぐから。それが今のコロナ医療の厳しい現実である。死ぬことが確実な患者を受け入れるのは、そうすることで、自宅療養中死亡者の事実発生を防ぐことができ、マスコミに発表する必要がなくて済み、行政の責任を逃れられるからである。 自宅療養中死亡者のカウントを減らせるからであり、国と自治体の姑息で卑劣なエクスキューズ処理の行政措置だ。この55歳の男性が、もし20日中に当該病院に運び込まれていたなら、最終結果はどうあれ、何日間か懸命の治療が続けられていたに違いない。あの意識の具合からすれば、20日中に入院して人工呼吸器を装着し、ICUで治療していればおそらく助かっていただろう。… … …(記事全文2,988文字)
