… … …(記事全文2,197文字)これまで、米国の変質や「属国の設計者」としての吉田茂の正体を解明してきましたが、本日は、我々日本人が明日を勝ち取るために避けて通れない「精神の変革」についてお話しします。
「吉田茂擁護論」という欺瞞を解体する
前回の配信後、年配の読者の方から「吉田茂が再軍備を拒んだおかげで、朝鮮戦争に日本人が出されずに済んだのではないか」というご意見をいただきました。
確かに、当時の混乱期において、再軍備を遅らせることで戦禍を免れたという側面はあったかもしれません。しかし、現実問題として、朝鮮戦争の勃発に間に合うような再軍備など物理的に不可能でした。問題はそこから先なのです。
吉田茂の本当の責任は、一九五二年のサンフランシスコ講和条約を経て独立を果たした後、主権を取り戻したにもかかわらず、憲法改正も自衛のための再軍備も行わず、米軍による「恒久占領」を事実上容認する安保条約を固定化したことにあります。
戦後の極限状態における「緊急避難」であったはずの措置を、独立後も延々と継続し、それを「平和主義」や「経済優先」という美しい言葉で正当化し続けた。この不作為こそが、現在の中途半端な日本を形成した根源であり、その責任は極めて重いと言わざるを得ません。
「安倍ロス」に潜む依存の精神

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