Foomii(フーミー)

誰も説明しない日本の現実

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

戦争とAI イラン紛争が突きつける新たな現実

2026年2月28日、米国とイスラエルがイランへの大規模共同空爆を開始しました。「オペレーション・エピック・フューリー」と名付けられたこの作戦は、核・ミサイル施設の破壊と体制転換を目的とし、最初の24時間で1,000以上の目標を攻撃しています。最高指導者ハメネイ師は空爆で殺害され、イラン政府は翌3月1日にその死を確認しました。


この紛争は、現代戦争のあり方について根本的な問いを突きつけています。AIは戦争をどう変えたのか。「斬首作戦」は本当に有効なのか。安価なドローンと高価な迎撃ミサイルのコスト非対称性は、軍事的優位をどう覆すのか。そして最も根本的な問い──そもそもこの戦争の目的は何なのか。順にみていきます。


AIが戦場に入った日

今回の紛争で世界を驚かせたのは、Anthropic社のAIモデル「Claude」が米軍の作戦に深く組み込まれていたという事実でした。Wall Street Journal紙の報道によれば、米中央軍(CENTCOM)はClaudeを情報評価、目標識別、戦闘シナリオのシミュレーションに使用していました。Palantir社との提携を通じて機密ネットワーク上で運用されていたClaudeは、膨大な量の情報(通信傍受、衛星画像、信号情報など)を処理・分析し、脅威評価や状況認識を生成しました。最初の24時間で1,000以上の目標を攻撃できたのは、こうしたAIによる情報処理の高速化なしには不可能だったでしょう。


ここで注目すべきは、Claudeが軍に届くまでの経路です。その橋渡し役を担ったのが、

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