… … …(記事全文4,076文字)●支払いは遅く減額や停止は速い年金
年金の手続きから支払いまでには時間がかかるが、働いて給料などの収入が発生した場合の減額や停止は素早い。この事実は、身をもって実感している。年金が支払われる年齢(私の場合60歳)になって以降、土木関連会社で働いた時には相当減らされた。そのため、収入と減額の最適なバランスを取るのに苦労した。一体、日本年金機構では、どのような手続きをしているのだろうか、と疑問に思ったものだ。ただでさえ、私の年金は、以下の理由で総額の2分の1であるのに。
「離婚時の年金分割をしたある熟年夫婦の悲劇」(2021年4月23日配信)
https://foomii.com/00200/2021042306000079254
●年金制度は破綻寸前
年金制度が開始された頃、積立金は潤沢にあった。それを増やそうという魂胆で公的保養施設の全国展開計画と銘打ってグリーンピアなるものが建設された。しかし、計画は失敗に終わり、巨額の損失を出した。その後、「消えた年金」が問題となり、ずさんな事務管理等の教訓として、日本年金機構が設立されたはずである。
ただ、少子高齢化の現在、支払いに時間がかかるなどの問題より、年金制度自体が破綻寸前であることの方が深刻な状況にある。もはや、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、破れかぶれのギャンブルに手を染めているとしか私には思えない。若年層が、貯蓄ではなく、政府の言うとおりの投資に力を入れているのも頷ける。
●死亡者の金融機関口座は凍結
偉そうなことを書いたが、現在、一応年金生活者である私として、やはり目先のお金は重要である。亡くなった人の銀行などの金融機関の口座は「凍結」される。それでは、金融機関は死亡情報をどこから入手するのか。昔は、役所に死亡届を出すとその情報が伝わるのかと思っていた。だが、それは誤りであることが、当時確認した結果で明らかになっている。考えてみれば、公的機関が民間企業に対して、それこそ個人情報である死亡の通知をするはずがない。
●母の口座は死亡数日後に凍結
私の母が亡くなったのは、8月7日である。驚くべきことに、数日後には母の銀行口座が凍結されていた。これには、家計を預かる者として困ってしまった。「なぜ口座を凍結したのか」と銀行に電話で問い合わせると、「新聞記事でお亡くなりになったことが報道されておりましたので」との返答だった。「通知もせずに凍結するのですか。私も詐欺事件に巻き込まれて口座を凍結された経験がありますが、銀行から『凍結します』と連絡がありましたよ」と続けて質問した。
●死亡情報はどこから入手するのか
「それは、なぜ取引できないようにするかと言いますと、…」応答を遮って「それは分かっていますので結構です」と電話を切った。どうやって金融機関は、死亡情報を入手しているのか依然として謎である。新聞のお悔やみ欄を毎日チェックしている職員がいるのだろうか。人口の多い都会は、どうするのか。どなたか、ご存知の方ご教示いただきたい。
