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やっぱり地理が好き ~現代世界を地理学的視点で探求するメルマガ~

宮路秀作(地理講師&コラムニスト)

宮路秀作

やっぱり地理が好き #249:台湾有事は日本の領土防衛と同義である

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やっぱり地理が好き 

~現代世界を地理学的視点で探求するメルマガ~

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第249号(2026年4月5日発行)、今回のラインアップです。

①世界各国の地理情報

~台湾有事は日本の領土防衛と同義である~

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こんにちは。

地理講師&コラムニストの宮路秀作です。

日頃、周りの人たちからは「みやじまん」と呼ばれています。

今回で249回目のメルマガ配信となります。


4月となりました。

本メルマガのご購読を継続していただいたみなさま、大変感謝いたします。

ありがとうございます。


スーパーマンは目標であって、基準ではない


最近つくづく思います。しかし、スーパーマンは人間の可能性を照らす存在ではあっても、人生の判断基準にはなりえません。


大谷翔平選手やビル・ゲイツのような人物を見ると、人はしばしば勇気づけられます。しかし同時に、あのような例外的な成功者を持ち出して、「大学なんて無駄だ! 辞めても何とかなる!」と飛躍した考えへと昇華したり、「あんたはあの人のようにはなれない!」とわが子の挑戦を止めたりする親がいます。


励ます側と諦めさせる側は正反対に見えますが、どちらも例外を物差しにしている点で同じ誤りを犯しているわけです。


そもそも、スーパーマンとは再現性の高い標準事例ではありません。才能、環境、運、時代、支えてくれる人、本人の執念、そのすべてが異様なほどかみ合った結果として現れる存在です。


ですので、そこから読み取るべきなのは、自分も同じことができるという短絡ではなく、人間の上限は思ったより高いのかもしれない、という可能性の感覚です。逆に言えば、標準的な人間の成長や判断は、例外的成功者ではなく、自分の資質、条件、蓄積、そして現実のコストを見ながら組み立てなければなりません。


だからこそ、スーパーマンの正しい使い方は明確です。視線を上げるために使うのはよいのですが、人生を測るために使ってはならないわけです。目標として仰ぐことには意味がありますが、進路選択や能力評価の基準として当てはめた瞬間に、その人物は毒になります。


スーパーマンは、努力の方向を照らす灯りにはなっても、普通の人間の進路表にはなりません。それを勘違いしてしまうと、現実は壊れ始めます。


それでは、今週も知識をアップデートして参りましょう。

よろしくお願いします!


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①世界各国の地理情報

~台湾有事は日本の領土防衛と同義である~


先月のメルマガでは、アメリカ合衆国によるベネズエラ侵攻、イラン侵攻について解説しました。


▼#245:アメリカはなぜベネズエラを攻めたのか? 「打倒」ではなく、「支配」

https://foomii.com/00223/20260329230000150290

▼#246:『アメリカとイラン 雪解けから戦争へ』第一部

https://foomii.com/00223/20260331060000150351

▼#247:『アメリカとイラン 雪解けから戦争へ』第二部

https://foomii.com/00223/20260331223000150393

▼#248:『アメリカとイラン 雪解けから戦争へ』第三部

https://foomii.com/00223/20260331235000150401


現時点において、多くの日本人の注目がホルムズ海峡に向かっています。しかし、当たり前にホルムズ海峡の動向と並行して、他地域にも動向というものがあります。


日本はオーストラリアから鉄鉱石や石炭、液化天然ガスを輸入していますので、その輸送ルート上に位置する東南アジア、そしてミクロネシア地域もまた、「日本にとっての要衝」といえます。つまり「日本にとっての要衝」とは、ホルムズ海峡だけでなく、マラッカ海峡やロンボク海峡、マカッサル海峡、台湾海峡なども指します。


そんな中、ここ最近、日本列島の南西諸島で防衛力を高める動きが加速しているのをご存じでしょうか?

… … …(記事全文8,006文字)
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