ネアンデルタールがいくら体力がクロマニョンより上回っているとしても、30名のネアンデルタールと100名のクロマニョンではやはりクロマニョンにはかなわない筈である。この差は数を束ねる知力であり、知恵となる。
その知とは、私は「演技」と考えてみるのである。ある人はいや、言葉に違いないというだろう。多くの仲間に伝える言葉の発達の違いが束ねる数の大きさに表れるというわけだ。う~ん、確かにそうかもしれないが、言葉の前に演技がなかったのではないだろうか?
大きな身振り手振りで、いわばジェスチャーが数を束ねてゆくわけである。これは今の政治家にも当てはまるのではないかと思う。裸のプーチンが馬に乗って狩猟するとか、頬を弾丸がすり抜けても勇ましく立ち上がるトランプ、トランプ大統領が両手で握手するも左ひじはついたまま右手だけで握手する石破首相、いつもラフな格好のゼレンスキー、ヒットラーのように高く腕をあげるイーロン・マスクなど。
演技が進化において果たす役割は、生物の活動を見ていると、過小評価できないのではないかと思われるのである。これまではダーウィンの自然選択、ウォーレスの性選択でなんとか考えてきたが、擬態も演技の一つとすれば、演技進化論の可能性もありうるのではないかと思う次第である。
本ウェブマガジンに対するご意見、ご感想は、このメールアドレス宛てにお送りください。
配信記事は、マイページから閲覧、再送することができます。
マイページ:https://foomii.com/mypage/
【ディスクレーマー】
ウェブマガジンは法律上の著作物であり、著作権法によって保護されています。
本著作物を無断で使用すること(複写、複製、転載、再販売など)は法律上禁じられています。
■ サービスの利用方法や購読料の請求に関するお問い合わせはこちら
https://letter.foomii.com/forms/contact/
■ よくあるご質問(ヘルプ)
https://foomii.com/information/help
■ 配信停止はこちらから:https://foomii.com/mypage/