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小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」

小川 卓(株式会社HAPPY ANALYTICS 代表取締役社長)

小川 卓

海外のウェブマーケティングに関する情報は気になるけど、英語読むのも、定期的にチェックするのも大変。そんな皆さんの代わりに、筆者が役立ちそうな情報や事例を、かみ砕いて日本語で紹介します!またウェブ解析やマーケティングに関する質問箱を用意しております!フォームよりお問い合わせいただければ、メールマガジン内でお答えしますね。

タイトル
小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」
価格
550円/月(税込)
発行
隔週(第1・第3火曜日)
課金開始月
購読した月から ※2023年7月1日からの購読予約も可能です。
小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」 サンプル号

海外のウェブマーケティング関連のニュースは気になるけど、
「どのサイトを見ればよいかわからない」
「英語をしっかり読めるか自信が無い」
「なんとなく読めるけど正しく理解出来ていないかも」
などの理由によって、中々チェックするのが面倒ではありませんか?

本メルマガでは、海外歴14年、英国の大学を卒業し、マイクロソフトや
Amazonなどの外資企業でも働いた経験がある筆者が
気になるニュースを毎回ピックアップして解説します。

本職はウェブアナリストですので、ウェブ分析系のテーマが多めになるかもですが
幅広く紹介していきます。

またウェブマーケティング・アナリティクスに関するQAコーナーも用意
しております!知識の身に付け方・分析の仕方・自分自身のキャリアについて
などいただいた質問に回答してきますので、ぜひ参考にしてください!


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■目次
1:ピックアップニュース
「音声認識サービス Amazon Transcribe」
2:ヘッドラインニュース
3:Q&Aコーナー
4:セミナー等のお知らせ
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1:ピックアップニュース
「音声認識サービス Amazon Transcribe」
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今回ピックアップするのは、Amazonが提供している音声認識サービス「Amazon Transcribe」です。

音声や動画ファイルで話している内容を解析して、文章に落としこんでくれるサービスです。
日本語にも対応しており、実際の再生時間より短い時間での変換をしてくれます。


こちらのサービス自体は2018年より提供されていますが、2020年1月新たに
「Amazon Transcribe Medical」という医療向けに提供されるようになりました。

Amazon Web Services Tap Into Voice Technology to Launch Amazon Transcribe Medical (Story of Future)
http://storyoffuture.com/technology/amazon-web-services-tap-into-voice-technology-to-launch-amazon-transcribe-medical/

医療用語への対応がしっかり行われ、医者・患者にとって有益なサービスとなっています。


医者の視点からすると、カルテの記入などに取られている時間が短縮出来るようになり、
より多くの患者を見ることや研究などに使える時間が増えるかもしれません。
また書き忘れなどを減らすことも可能でしょう。

患者の視点から見ても、記録が正しく取られている事への安心感や、
手が不自由な方で何か文章で伝えたい時に、便利なサービスではないでしょうか。

のちほど紹介しますが金額も安価のため利用価値は高いです。

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このAmazon Transcribeですが実際、私も設定をして利用してみました。
詳しい設定方法は以下記事をご覧ください。

【日本語 対応】Amazon Transcribe で文字起こしを早速試してみた
https://892copy.jp/japanese-ok-amazon-transcribe-mojiokoshi/


なお金額ですが、
12カ月間、1か月あたり60分の無料枠があり、それを超過すると
1秒当たり0.436円になります(2020年2月現在)。
1時間で160円程度なのでかなり安価ではないでしょうか。


さて、日本語にも対応しているので、AWSで設定をして自分の自己紹介動画を
取り込んでみた結果、以下の通りでした。

スクリーンショットはこちら
https://gyazo.com/8b124a53dab5422c34a511bbc366b220

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はい それでは です ね。 えーっと 私 オカマ の 自己 紹介 を し て おき たい と 思い ます はい って こと で え と 小川 と 申し ます ずっと です ね。
えーっと ま 事業 会社 の 方 に おり まし て 元々 新卒 は えーっと マイクロソフト だっ た です けれど ま その 後、 ウェブマネー リクルート サイバーエージェント アマゾン と いう こと で する と です ね ま、 自社 サイト の 分析 改善 設計 なんて いう こと を やっ て き まし た で その 後 です ね。
二 千 十 五 年 に 夫 に なり まし て ま その 自分 の 会社 を 作っ たり と か 色んな 形 で 活動 し て い ます で ま アクセス 解析 の ブログ エリア で。
新 ペックス という の は 二 千 八 年 から です ね ま 書い て い たり と か へ と 全国 各地 で も 五 百 回 以上 超える 講演 を さ せ て いただい て おり ます! 今 は ま 発表 アピックス という です ね! 自分 の 会社 の 代表 取締役 として ま コン サル だっ たり 分析 だっ たり ま こちら の よう な 動画 講座 だっ たり という もの を えーっと 作成 し て い ます し、 他 に も デジタル ハリウッド 大学 の 方 で 大学院 の 客員 教授 として 大学院生 に 解析 を 教える みたい な 授業 も 六 年 以上 やっ て おり ます
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最初が「オカマ」になっているのが気になりますが(笑)なんとなく単語は拾ってくれるけど、句読点がやはり弱点ですね。これは多くのツールで同様の傾向が見受けられます。
ただ1から書き起こすよりは圧倒的に早そうです。

英語の文章に関してはかなり精度が高いので、英語のPodcastや動画などの
文字起こしには良いかなと。


ちなみに英語のセミナー等をリアルタイムで録音⇒文章化するアプリで言えば
「Otter」を筆者は愛用しています。毎月10時間まで無料枠があるのも良いですね。
海外のカンファレンスでよく利用しています。
https://otter.ai/jp

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クラウドのおかげで音声認識サービスや文章起こしなどの進化は
目覚ましいものがあります。
ぜひ皆さんも、活用方法を考えてみてください!


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2:ヘッドラインニュース
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気になった最新のニュースをまとめて紹介。
1行コメント入りで紹介していきます!

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3:Q&Aコーナー
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いただいた質問に回答をしていきます!
質問は以下から募集しておりますので、ぜひ気軽に質問をお寄せください
https://go.happyanalytics.co.jp/mmQA

Q1:会社員歴3年目です。ウェブマーケティングの知識を身に付けるためには、
事業会社が良いでしょうか、それともコンサルや広告代理店などが良いでしょうか?

A1:将来どのようなキャリアパスを描くかにもよりますが、ウェブマーケターとして
活躍していきたい(あるいは独立したい)ということであれば、
事業会社⇒代理店⇒独立 の順番をオススメします。

まずは事業会社で業績を上げていくという経験を一通りすることをオススメします。
その上で代理店に行くと、事業会社側の気持ちや制限などを理解しながら
提案することが出来るため、提案の精度や実行される確率が上がっていきます。

事業会社で働くメリットは1つのサイトやサービスとじっくり向き合えること、
代理店のメリットは色々な業種やサイトの知見を得られること

という風に考えております。ぜひ自分自身が目指したい方向や向き不向きを
決めた上でチャレンジしてみてください!


Q2:昨今Cookieの制限などのニュースが話題となっております。
ウェブマーケティングや解析にどのような影響があると思いますか?

A2:まず影響があるところ・ないところを正しく理解しておく必要があります。
今回GoogleやApple等が話題にしているのは主に「サードパーティークッキー」の
部分になります。

具体的にはあるドメインで得た情報を他のドメインで利用することが基本的には
NGということです。例えは「自社サイトを見た」という情報を元に「他サイトで広告を出す」
というのがサードパーティークッキーの代表的な使い方です。
このような取り組みに関しては(新しい技術が出てこない限り)対応が難しいでしょう。
※ただしGoogleに関してはGoogleのログインID等もあるので、今後も
 違う方法で同じようなことは出来るかと思われます。

逆に「ファーストパーティークッキー」に関しての影響は限定的です。
そのためアクセス解析ツール等のデータ取得に関しては問題ないでしょう。
今まで通り訪問回数や流入元見ているページなどを訪問やユーザー単位で把握できます

Appleが推進しているITPの影響で、Safariに関しては繰り返し訪問が計測しにくく
なるという影響は出ています。

いずれにせよ大切なのは、基本的な仕様を理解し、その上で各案件や事例に
あてはめどう影響があるかをチェックしていくことです。


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4:セミナー等のお知らせ
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登壇予定のセミナーはこちらをご覧ください!

【告知】2020年1~2月開催のセミナー
http://analytics.hatenadiary.com/entry/2020/01/09/083334


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
最後に
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サンプル号、お読みいただきありがとうございます!
隔週でウェブマーケティングに関する気になる情報をお届けしていきますので、
ぜひ購読してみてくださいな。

継続購読で初月は無料となっております!

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