… … …(記事全文4,738文字)前回のライブXでヨーゼフ・アロイス・シュンペーター(1883~1950)について触れたため、今回は、シュンペーターについて話したい。彼の略歴はwikiに任せ、ここでは、彼の思想・主張について語りたい。
彼は、ハイエクと同じオーストリア学派のDNAを受け継ぐ者だが、ハイエクの主張と、似ているけれど、決定的な部分で対立していると言ってよい関係だ。
ハイエクが、「市場の自生的な秩序」を重視したのに対し、シュンペーターは「起業家による破壊」を重視した。
また、ハイエクが、「国家の介入は『隷属への道』であり、自由な競争環境の維持が最優先」と主張したのに対し、シュンペーターは、「資本主義は成功すればするほど、巨大組織化(官僚化)して活力を失う。」と主張した。
そして、ハイエクは「自由を守れば資本主義は持続可能」と主張したのに対し、シュンペーターは、「資本主義は必然的に社会主義的な構造へ変質していく」と悲観的な主張をした。
私はハイエク派なのだが、シュンペーターも無視できない存在である。
なぜなら、上記の違いも、対立する概念と言うよりも、ある1つの現象を別の角度から見たに過ぎない印象を受けるからだ。
また、「資本主義は必然的に社会主義的な構造へ変質していく」という言葉は、まさに現代の世界、そして日本の姿を指摘しているようにも思える。
もし、ハイエクが「希望」であるとするならば、シュンペーターは「可能性のある懸念」なのかもしれない。
シュンペーターの主張や思想を、丁寧に理解するのは彼の本を読むことが一番だが、効率よく彼の主張を理解するには、彼の名言と呼ばれる言葉たちを理解するのが一番だ。なぜなら名言とは、その短い文章の中に全てが凝縮されたものであるからだ。
では、ライブXで触れた彼の名言も含めて、全部で19の名言と、その解説を記載していく。
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