… … …(記事全文2,334文字)賃上げが企業規模によって大きく二極化しており、その負の側面として中小・零細企業の倒産が目立っている。
東京商工リサーチ(TSR)のデータによれば、2026年5月の「人手不足」関連倒産は37件(前年同月比60.8%増)と、5月として2013年の調査開始以来最多を更新した。さらに7月には63件(同40.0%増)に達し、単月としての過去最多を塗り替えている。
7月データの内訳を見ると、「人件費高騰」を原因とするものが36件(同111.7%増)と2.1倍に急増して過去最多となり、「従業員退職」も19件(同72.7%増)と1.7倍に増加した。資本金1千万円未満の小・零細企業が全体の6割以上(40件)を占め、倒産形態の95%(60件)が「破産」である。人材確保や物価高への配慮から賃上げを進めた結果、資金繰りが悪化して破綻するか、あるいは賃上げできずに人材が流出する構造が鮮明になっている。
TSRの2026年2月調査では、5%以上の賃上げを予定している中小企業は35.5%にとどまる。実際、2026年度の平均賃上げ率は5.1%と高水準ながら、大企業93.8%に対し中小企業は82.3%と10ポイント以上の差があり、規模間格差は解消されていない。現場からは「5%出したいが出せない」という悲鳴が上がるが、問題は経営者の意欲不足ではなく、企業の収益構造そのものにある。
しかし、この「人手不足」倒産という言葉の定義が非常に悪意がある。
なぜなら…ここより先は会員登録が必要です。月・水・金に配信中です。(現在、平日毎日更新中)
そのため、1記事20円程度になります。
なお、今後、値上げの可能性がありますが、値上げした場合も、ご登録者は、登録時の価格が維持されますのでご安心ください。
ご購読を、心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。m(__)m
