… … …(記事全文4,409文字)イランは米国からの交渉に対し「もういい加減しろ」と追い返した。米国がイラン側の条件を飲んだとしても、イスラエルがそれを守ることはないからだ。事実上、米イランの停戦協議は決裂で終わっている
◆〔特集情報1〕
ロイターは3日、「イスラエル、ヒズボラのロケット弾迎撃 レバノン南部や首都近郊も攻撃」という見出しをつけて次のように報道した。
「イスラエル軍は3日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラがイスラエル領内に向け発射したロケット弾を迎撃したと発表した。一方、レバノンの治安筋によると、ベイルート近郊で車1台がイスラエルの空爆を受けており、米国の仲介で双方の攻撃自制を目指す合意が試練に直面している。
ヒズボラは声明で、イスラエル北部の軍部隊の拠点に向けロケット弾を一斉発射したと表明した。ヒズボラが越境ミサイル攻撃を行ったのは1日以来初めて。
1日に発表された部分停戦で、イスラエルはヒズボラが支配するベイルート南郊への攻撃を控え、ヒズボラは越境攻撃を停止することになっていたが、攻撃は続いている。
イスラエルのカッツ国防相は2日、イスラエル北部が攻撃された場合、ヒズボラが支配するベイルート南郊を攻撃すると表明した。
イスラエル軍は、レバノンからイスラエル領内に飛来したロケット弾2発を迎撃したと発表した。」
この記事では、「1日に発表された部分停戦で、イスラエルはヒズボラが支配するベイルート南郊への攻撃を控え」とあるが、前日の5月31日未明、レバノン南部のヒズボラの拠点都市ナバティエ近郊でイスラエル軍が攻撃、レバノン南部の要衝ボーフォートの制圧を発表している。そして同日、ヒズボラもイスラエルに向けてロケット弾をイスラエル北部に向けて発射したのだった。
中東情勢に精通する外国人記者が、フェイクニュースだとまでいった、トランプが激怒したといわれるネタニヤフとの電話会談が報道されている間にも、イスラエル軍はレバノン南部全域を爆撃し続けていた。攻撃の目を反らすためのフェイクだったとも考えられる。停戦協議の進捗をみながら、停戦開始直前にイスラエル軍は「報復」と称して大規模な攻撃をぶちかまし、それにヒズボラが反撃すると、「停戦開始」のタイミングを日計らって「停戦違反」だと称して攻撃を続けている。

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