… … …(記事全文3,302文字)遂に、三沢カヅチカwith friendsのミニアルバム『聞け!俺のインボイス』のマスタリングが終わりました!
マスタリングとはレコーディングした音源をミックスダウンし、最終的に「原盤」(マスターレコード。現代ではマスターCD、マスターファイル)をつくる作業。ついては残るはCDプレスのみ、となりました。
マスタリング担当エンジニアは、サザンオールスターズの作品はじめ数々のミリオンセラーを手がけたビクターレコードの川﨑洋氏。
https://victorstudio.jp/hd/e215/
ミックスダウン音源と比べると、マスタリング後のサウンドは驚くほど広がりと重厚感が増し、圧倒的な仕上がりになっています。エンジニアの腕によって、ここまで迫力が引き出されるのかと、思わず唸る出来です。
今回のCDに収めたのは下記4曲。
『聞け!俺のインボイス 三沢カヅチカwith friends』
1.聞け、俺のインボイス ~ラスボスのテーマ~
2.ヤバい”食”、潰される”農”
3.逆賊ブルース
4.米SHINZIRO騒動
曲数は4つですが、各曲たっぷりイントロなりソロなりを入れた楽曲として構成しましたので、全体で25分と十分聴き応えのある作品となりました。
ついては、CDのブックレットに掲載するアルバム・コンセプトの解説をまとめまたライナーノーツをまとめましたので、下記にご紹介差し上げます。
年内になんとか間に合う格好でのリリースを予定しています。
是非、ご期待下さい!
『聞け!俺のインボイス』ライナーノーツ
本作は「三沢カヅチカwith friends」としてのファースト・アルバム。「三沢カヅチカ」としては2017年にシングルCDをリリースしているが、その作品で三沢が担当したのはボーカルとギター。一方で本作では、三沢が尊敬して止まない希代のギタリスト、ナニワエキスプレスの岩見和彦氏をプロデューサーに迎え、前作のセルフカバー曲を除く各曲の作詞作曲を三沢カヅチカが担当。録音は、前作は「打ち込み」をベースとして制作されていた一方で、本作はロックバンドユニット「三沢カヅチカwith friends」がプロデューサー岩見和彦氏をゲストギタリストとしてフィーチャリングしつつ、全曲打ち込み音源を使わない生音録音によるレコーディングアルバム。しかも、ライブの空気感あるアルバムを目指し、各メンバーの個別録音でなくスタジオライブ形式の同時演奏の形で録音。ちなみに「米SHINJIRO騒動」のボーカルはTHE FIRST TAKE。
今回始めてリリースされる三沢カヅチカ作詞作曲の各曲はいずれも、ミュージシャンとしての三沢カヅチカが45年間培ってきた「ロック&ブルース」の世界と、三沢カヅチカの「別人格」の藤井聡なる人物が「表現者」として同じく長年培ってきた「言論」の世界との融合。そんな世界を三沢が"friends"メンバー三人とプロデューサー岩見和彦氏と共につくりあげたのが本作。そして、前作シングルでロック&ブルースの世界に接続していたカップリング曲が生音録音のセルフカバーで生まれ変わり、本作に彩りを添える。
かくしてロック&ブルースと言論の融合という「三沢カヅチカ・プロジェクト」が本作においてはじめて本格化され、令和日本にて爆誕と相成った。
そもそもロックもブルースも…

購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン