… … …(記事全文2,988文字)某雑誌での連載「令和哲学指南」、今月は、
『語り得るもの、語り得ぬもの――ウィトゲンシュタイン哲学』
をお話ししました。
ウィトゲンシュタインと言えば、「論理哲学論考」が有名ですが、これは次のような本です。すなわち、
「ややこしい理屈ばっか言ってたって、人間にとって大切なものなんて、全然理屈では説明できない、って思う。だったら、理屈で説明できるもの全部説明して、それでもなお、説明出来ない素晴らしいものがある…っていう体験を、皆にさせてやろう!」
っていうことで書かれた本なのです。
当方は若い頃、この本を読んでまんまとウィトゲンシュタインの目論見通り、理屈の超巨大ジャングルに迷い込み、挙げ句にそこを理屈の力で抜け出した時に、ありありとこの世にある素晴らしい「神秘」と直面するということを体験することができたのでした。
当方、この本を読んでから、ますますこの世には「神秘」があるということがくっきりと分かるようになりました。というか、神秘がないなんてことなんてあるわきゃないだろ、と強く確信するようになりました。
…という、当方の今の自分にとって凄まじく大きな影響を与えたのが、ウィトゲンシュタインなのですが、その彼の哲学の「入り口」をエッセーとして書いてみました。
是非、下記、ご一読下さい。

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