… … …(記事全文1,943文字)今月23日、つまり勤労感謝の日であり、宮中では新嘗祭、の日にある調査が行われ、やや意外な結果が現れた。
日本人の出生地別の二重瞼の分布だ。
そもそも2018年に東京女子医科大学の研究チームがこんな研究を発表している。
日本人女性1万人以上について皮膚や毛髪などの体質に関する遺伝子の解析を行ったところ、二重瞼については、あるSNPs、つまり一つの塩基が置き換わることによる遺伝子の多型が関係している。
塩基がTTという型だと二重瞼の可能性が高く、TCでは二重瞼の可能性はやや低くなり、CCでは二重瞼の可能性は低くなる。
つまり二重瞼は表に現れやすい性質なので優性、一重瞼は表に現れにくい性質なので劣性というわけだ。
ただ、従来言われてきた優性、劣性という表現は誤解を産みやすいので、それぞれ顕性、潜性という表現を用いるよう日本遺伝学会はすすめ、最近では中学校の教科書もそれに習っている。
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