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秋篠宮悠仁さまがお小さい頃からトンボに興味を持ち、観察や採集をなさっていることは皇室ウォッチャーにとっては常識である。
このたび「赤坂御用地のトンボ相―多様な環境と人の手による維持管理」というタイトルの学術論文を発表されたニュースを聞き、さっそく論文を読んでみた。
発表されたのは『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』49巻4号、125~153ページで、著者は秋篠宮悠仁、飯島健、清拓哉の三名である。
飯島氏は宮内庁職員だが、元々は農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究者でイネが専門、秋篠宮家の家庭教師としてスカウトされた。
清氏は国立科学博物館の研究主幹である。
内容はタイトルにある通り、悠仁さまが2012年から2022年までの11年間に赤坂御用地内で観察し、写真に収めることなどで確認した8科38種のトンボの記載である。
論文の脱稿後にも2種を確認し、計40種となっている。
そして赤坂御用地の大小13の池など、調査地の説明のあとに、確認されたトンボの目録が登場する。
それらはいつ、どこで確認されたかが詳しく記されており、成虫だけでなく、交尾、産卵行動、幼虫、羽化殻などにも及ぶ。
写真も数多く、こんなことは赤坂御用地に住んでいる悠仁さまでなくては到底なしえない内容だ。
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