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高市早苗氏が女性初の自民党の総裁に、続いて女性初の総理大臣となった。
この大変目出度い出来事について、日ごろから男女平等を標榜しているはずの著名なフェミニストたちは祝福しない。
それどころか、喜べない、まったくうれしくない、などと口をそろえる。
まず上野千鶴子東京大学名誉教授。
毎日新聞( 10/9付け)のインタビュー記事で(つまり自民党新総裁には決まったが、総理大臣になれるかどうかは未定の状態)、
「女性なら誰でもよい、という時代は終わりました。女性の利益になる政治を期待できませんから」
10/5にはX(旧ツイッター)に次のように投稿。
「初の女性首相が誕生するかもしれない、と聞いてもうれしくない」
続いて福島瑞穂社民党党首。
産経新聞(10/5付け)、10/4に高市新総裁が誕生した日に国会内で記者団に語ったところによれば、
「初の女性総裁だが全くうれしくない。極めて残念だ。驚愕している。危機感を感じる」
「女性なら誰でもいいわけではない一番のケース」
そして、高市氏が選択的夫婦別姓制度導入に反対した経緯などから、彼女は「男女平等の立場に立っていない」と持論を展開している。
ここでどうしてもひっかかるのは、福島氏が選択的夫婦別姓制度を男女平等の立場にたったものだと解釈し、そのために選択的夫婦別姓制度に反対する高市氏を「男女平等の立場に立っていない」と指摘している点である。
中国、韓国では夫婦別姓であるが、その真意は男女が同等にあるからではない。
女は単に子を産む道具であり、我が家の一員とは認めない。
だからうちの姓は名乗らせないし、墓にも入れてあげません、という意味である。
男女平等どころか、女性蔑視の極みと言っていいくらいなのである。
さらに動物行動学的な解釈によれば、主に女が相手の男の家の姓を名乗るのは、そうやってまず恩を売る。

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