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中国の脅しに一歩も引かぬ高市政権。
オールドメディアは何とかして高市政権をつぶすべく、たとえば毎日新聞が誘導尋問のようなアンケート調査を繰り出すが、もはや普通の人々が騙されることはない。
先日の立民の岡田克也氏による台湾有事に関する質問に対し、毅然と答えた高市氏の態度を、あれは適切であったと答える層が60%を超える。
私が最近、とてもうれしく、心強かったのは、10月末に提出された、自民と維新の連立合意書だ。
その中で、安定的な皇位継承についての有識者会議の結論のうち、第二案、つまり「旧宮家からの養子案」を優先させるという内容だ。
よくぞここまで到達できたものだ、安定的な皇位継承のための本丸である第二案が、安定的な皇位継承どころか皇統破壊の案である第一案、つまり「皇族女性が婚姻後も皇族の身分を有する」と常に抱き合わせとならざるをえなかったこれまでを考えるといったい何がどうなったのか不思議だった。
聞くところによると、自民党の議員には保守からリベラルまで幅広く存在するため、党としてはリベラル議員の手前、第一案と第二案の抱き合わせでしか結論を導けない。
ところが維新には藤田共同代表と中司宏氏という、バリバリの皇統護持政治家がおり(皇統を守るのは当たり前のことだが、皇統を守る人々は往々にしてこう呼ばれる)、彼らの力によって第二案優先というまっとうな結論を得ることができたのだという。
この、これまでの経緯からするとびっくり仰天の結論に、「神風が吹いた」と評する人もいたという。
このような良き流れとは別に、私がもやもやとし、人々が反日外国勢力のプロパガンダに騙されるのではないかと恐れていることがある。
このメルマガの読者の皆さんなら騙されないと思うが、週刊誌、ネットなど総力をあげての、秋篠宮家からの皇位簒奪、そして愛子天皇の実現である。
9月6日、悠仁親王殿下の成年式が行われ、日本中が歓喜に包まれた。
ところが「週刊文春」はこの話題を一切報じなかったことに気がつかれただろうか?
未成年の冠から成年の冠に付け替え、掛緒を和ハサミでぱちんと切る、加冠の儀、平安の装束や燕尾服姿、儀装馬車に乗られて移動など、次々と絵になるお姿の見られる儀式の数々。
それらがグラビアを飾って当然なのに、なし。
記事も一切なし。
一方で愛子内親王のラオス訪問は速報として各メディアに伝えられるだけでなく、「週刊文春」はラオス訪問のご出発の日(11月17日)の段階で、「ラオス大歓待で再燃する『愛子天皇』待望論」なる記事を掲載した。
「週刊文春」は毎週木曜発売だが、記事の締め切りは月曜日、事件事故に関しては火曜の午前中ならきりきり間に合い、水曜日には早刷りが出て、報道機関などに配布される。
ワイドショーが水曜日に芸能人のスキャンダルなどを報じるのは、文春の早刷りに反応してのことが多いのだ。
ともあれ、ラオスにご到着まもない愛子さまのご様子を報じ、大歓待だ、やはり愛子さまこそ天皇にふさわしいと、すでに決まっている皇位継承を覆えそうとする、どう言い訳してもクーデターの扇動にほかならない記事なのである。

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