… … …(記事全文3,334文字)●県知事選告示 立候補者は3名
5月14日、任期満了に伴う新潟県知事選挙が告示された。立候補者は、無所属現職の花角英世氏(67)、無所属新人の立憲民主党県議会議員の土田竜吾氏(38)、元五泉市議で自営業の安中聡氏(48)氏の3氏である(順不同)。
●盛り上がりに欠ける 「県民の信を問う」の手法になり得た
この県知事選挙どうも盛り上がりに欠ける。というのは、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡って、花角氏が初当選したときの公約が自身の再稼働の是非の判断について「県民の信を問う」だったはずである。その手法には県知事選挙という選択肢もあり得た。ところが、花角知事は、ずるずると信を問う手法を明らかにしないまま、土壇場になって2025年12月の県議会に自らの容認判断を諮り、議会の承認により再稼働に合意してしまった。明らかな「公約違反」である。県知事選の日程から逆算した所業だとしたら、質が悪い。
●県民投票条例は県議会で否決
また、約14万人の県民の署名を集めた「柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案」に花角知事は否定的な姿勢を示し、4月18日県議会で否決されたことも忘れてはならない。これらにより、現在、柏崎刈羽原発6号機は営業運転を行っている。この営業運転を止めるのは簡単なことではない。司法の判断による運転差し止めはあるが、いささか委ねるには心許ない。
●県民の意思を示す機会がない
本来であれば、「柏崎刈羽原発再稼働の是非」ワンイシューで県民一人ひとりの意思を示す機会があって当然だった。しかし、それもままならないとなると何のための選挙なのか。ということで盛り上がりに欠けるのである。県知事選の争点は原発だけではないという意見は理解したうえでの話である。「公約違反」を平然としてやってのけた、花角知事には早々に退場いただきたい。だが、選挙というのはそう簡単にはいかないのが現実だ。
花角知事と対抗する候補者を見ていこう。
