… … …(記事全文8,246文字)1月19日、シリアの暫定政権軍は一気にユーフラテス川沿いの主要都市ラッカとデルゾールをSDF(シリア民主軍、別名YPG人民防衛隊)の手から奪い返した。つづいて東北部の主要都市であるハサカも管理下においたと報じられたが、19日現在、そこまでは確認できていない。
日本ではほとんど報道されなかったので、内戦が終わった後のシリアで何が起きているかは知られていない。2024年12月8日にアサド政権が倒された後、アフマド・シャラア暫定大統領の下で新しいシリアが誕生した。
だが実際にはシリアの東部、つまりユーフラテス川より東の地域はSDFが支配していた。さらに北西部に位置するシリア第二の都市アレッポにもその支配を広げていた。
アレッポは大都市だが旧市街のすぐ外側にアシュラフィーヤとシャイフ・マクスードという二つの地区があり、ここにはもともとクルド人が多数住んでいた。この二つの地区についてはかつて私自身、40年前にフィールド調査をしたことがある。

購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン