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Introduction:『その直感は、数字の上では当たっているのだ!』
昨今の「地球温暖化」の影響で、毎日、暑い日が続いている。そんな中、レジ袋を断り、エアコンを28度にして、ゴミを分別などにも精を出す。
そういう我慢を続けている人ほど、一度は思ったことがあるはずだ。
「これ、意味あるのか?」
結論を先に言おう!──その直感は、数字の上では当たっている。
最新の統計(EDMC/エネルギー・経済統計要覧2026年版、2023年の実績)で、世界のCO2排出量に占める各国の割合を見てみよう。
これは身も蓋もない現実である。
なんと、中国とアメリカの2カ国だけで、世界の45%を超えているのだ。日本は世界5位の排出国ではあるが、中国の「12分の1」に留まっている。
仮に明日、日本からすべての工場が消え、CO2の排出がゼロになったとしよう。世界の排出量は2.7%減る。そしてその分は、中国とインドが数年で増やす量にあっさり飲み込まれる。地球の気温への影響は、ほとんど誤差の範囲なのだ。
──だから、日本人が日々取り組む温暖化対策には「意味がない」
ここまでは、多くの人がなんとなく感じている通りだと思う。
問題は、その先にある。「意味がないからやめる」という選択肢が、日本にはないのである。 かといって「意味があるから続ける」道も、すでに勝ち目を失っている。
これから書くのは、希望の話ではない。日本が20年かけて自分で作ってしまった、出口のない ”八方塞がり” の話である。

