… … …(記事全文3,169文字)そろそろイラン戦争後の世界を考えるべき時だ。
世界は既に戦後世界に向けて動き出している。
ホルムズ海峡は、イラン一国が封鎖可能な脆弱性が露呈したことが大きい。
かつてと異なるのは、ミサイルや戦艦などはなくとも、ドローン1機あればタンカーを攻撃できる点だ。
タンカーが1隻でも攻撃されれば、タンカーは海峡の通過を躊躇する。
米軍が徹底したミサイル攻撃を行っても、ドローンを100%破壊することは不可能であり、つまり、ドローンの何機かは必ず残ることになる。
1機さえあれば、タンカーを攻撃できるのだから、いつでもイランにはホルムズ海峡を止める事ができる。
そして、仮にイランが実質的な降伏を行っても、中東の不安定さはゼロにはならないのだから、各国は脱ホルムズ海峡と脱原油を考えるはずだ。
だから、石油火力発電から石炭火力発電等へのシフトも起きるだろうが、既に先進国では石油火力発電の依存度は小さい。
先進各国の石油発電の依存度は下記の通りだ。【各国の発電における石油依存度】
フランス:ほぼ0%に近い
イタリア・スペインなど:2-3%程度
カナダ、ドイツ、英国:1%未満
日本:3%程度
米国:2%程度
だから石油火力発電をやめて、石炭火力発電やLNG発電に切り替えても、各国の原油輸入量は、あまり変わらないのだ。
主要国の石油発電依存度はすでに限界まで低下しており、発電部門での「脱石油」はもはや原油輸入量を大きく減らすレバーにはなり得ない。真の課題は、代替が困難な「運輸燃料(ガソリン等)」と「化学原料」における脱・中東依存をいかに物理的に実現するかにある。
もちろん、石油火力発電を少しでも減らす価値はあるので、石炭火力発電やLNG発電に移行する必要はあるが、それだけでは原油依存度は下がらない。
現在、石油発電への依存度が高いのは、主に原油が豊富にある中東だけだ。
原油は「運輸燃料(ガソリン等)」と「化学原料」のために使われるのがメインだが、これらの代替はすぐには見つからない。
ということは、世界は3つの手法を進めていくしかない事になる。3つの手法とは何か?
そして、それで儲かる国はどこか?
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