… … …(記事全文1,635文字)終戦までの日本には臨時資金調整法という名の法律が制定されていました。
これは日本国内の資金を支那事変にふり向けるために制定された法律で昭和12年9月10日に公布されています。
戦争遂行に不急、不要な事業への資金の流入を制限しつつ、戦争遂行に緊急、必要な資金を確保するために制定されました。
この法律により日本勧業銀行に貯蓄債券を発行させるなどの規定がされ、報国債券、特別報国債券、貯蓄券、福券(いわゆる戦時債券)が発行されるとともに割増金附預金の募集が開始されましたが拡大一途の戦費の調達を円滑にするために、昭和20年4月、政府は臨時資金調整法を改正し、政府くじが発売可能になりました。
昭和20年4月となると日本全土が空襲を受けていた時期で、家族や家屋を失った国民も多く、
宝くじ発売の機運は高まっていました。
昭和20年7月16日、1枚10円で1等10万円が当たる宝くじ「勝札」を発売。
2億円分2000万枚を発行して完売しました。
※昭和20年8月11日の朝日新聞に掲載された「勝札」の新聞広告。
最終発売日に敗戦となってしまいました。


