… … …(記事全文7,402文字)プーチン・トランプ電話会談
プーチン大統領とトランプ大統領は7月4日、電話会談を行いました。この日は米国の建国250周年記念日で、プーチン大統領はトランプ大統領に祝辞を伝えましたが、注目すべきはこの二人の電話会談が約1時間半にも及んだことです。ユーリー・ウシャコフ大統領補佐官(※下写真)が発表したところでは、プーチン大統領は前日に250周年記念の祝電をトランプ大統領に送っていましたが、4日の電話会談を申し出たのは米国側だったとのことです。
前回の米露首脳電話会談が行われたのは6月14日、トランプ大統領の誕生日でした。その際はロシア側から電話会談を申し入れましたが、今回は米国側の祝日であるにもかかわらず、敢えて米国側から会談を申し入れたということは、外交上のエチケットを遵守した、ロシアとの関係を米国は大事に思っているというメッセージにも思われます。
ウシャコフ補佐官によれば、会談の主要議題はウクライナ問題、イラン問題、そして二国間関係だったとのことです。まずイラン情勢に関して、プーチン大統領は、米国とイランの間で締結された覚書に基づく交渉プロセスが、長期的な解決策に繋がることを期待すると述べ、ロシアは緊張緩和と安定化に向けた実質的な支援を提供する用意があることを改めて表明。これに対しトランプ大統領は、ロシア側のバランスの取れた立場と建設的な提案に感謝の意を表しました。
そしてロシアと米国の二国間関係については、近日中に米露の合同クルーを乗せた宇宙船がバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーションへ打ち上げられることになっており、このことが良好な関係を示していると言えます。またこれ以外にも軍事・政治問題、経済問題を含め継続的なコンタクトが重要であると両首脳は強調し、両国間の互恵的な協力に秘められた大きな可能性を実現するためにも、トランプ大統領はウクライナ紛争をできるだけ早く終結させる必要があると強調した、とウシャコフ補佐官は述べています。
西側メディア、特にグローバリストのバイアスのかかるメディアは、とかく両首脳の関係、米露関係の悪化を騒ぎ立てます。しかしこうしてみると、“悪化”したとは言えません。両国の関係は良好です。ただ今回の会談では微妙な“変化”が感じられました。



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