… … …(記事全文4,162文字)「女二人のニューギニア」(有吉佐和子著・990円・河出書房新社)
文化人類学者で友人の畑中幸子が滞在する、数年前に発見されたシシミン族が暮らすニューギニア奥地を訪ねた滞在記。想像を絶する出来事の連続と抱腹絶倒の二人の丁々発止。有吉ファン必読。
「面白くないところがひとつもない。50年以上経っても古びない、奇跡のようなエッセイ」と岸本佐知子さん絶賛!
そこは全く文明に侵されておらず、野ブタ三匹と女一人の価値は一緒⁉
有吉センセイ、ついにシシミン族にパンツを縫う……驚きと抱腹絶倒の滞在記!
「ニューギニアは、ほんまにええところやで、有吉さん」
文化人類学者の友人、畑中幸子さんに誘われて有吉佐和子さん、超多忙の1968年、第2の故郷インドネシア滞在後に足を延ばす。
そこは飛行機からセスナに乗り換え、セスナを降りたあと丸3日間歩いて辿りついたニューギニアの奥地ヨリアピ。
文明に侵されていないシシミン族が住む地ヨリアピでの驚きの連続と抱腹絶倒の滞在記。
ま、「世界ウルルン滞在記」あるいは「クレージージャーニー」かという内容・・・。
「ニューギニアなんて、私たちは戦争だから、兵隊だから、命令で嫌々ながら行ったところなんですよ。せっかく戦争放棄した日本で、兵隊となる心配のなくなったご時世に、遊びや冗談なんぞて出かけるとこじゃありません。知ってたら絶対お止めしましたね。ええ、私はまた外国だとばかり思っていたものだから」



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