… … …(記事全文3,959文字)「役者ほど素敵な商売はない 前編」(市村正親著・1650円・新潮社)
今だから話せる、あの時の真実。
ファントム誕生秘話から四季退団の真相、突然の闘病まで、演劇界のレジェンドが語る激しい舞台人生!
目次
まえがき
第1章 演技とは、役を生きること
泣けるファントム、泣けないファントム/自分が役に近づいていっているという感覚は常にある/干されると役者と魚と大根はうまくなるっていうじゃない/僕にもファンがいたんだ「/私の目だけ見ていてね」/打倒! 歌舞伎役者「/飽きる」なんて言葉は、僕の辞書にはない/ミュージカルとさよなら!?
第2章 僕の舞台遍歴、教えます
大人になったら山車の上で〝白狐〟を踊るんだ/僕がやるべき道はこれだ「/しばらく付き人をやらないか」/そろそろ自分を第一に/第1志望は「群衆」、第2志望は「使徒」/「俺は、そんな演出をした覚えはない! 」/役者人生を潰さない神様の選択「/ブラボー! 君でいく」/千秋楽の日にロッカーを空っぽにして/エンジニアがやってきた!/「こんないいものを見たあとは、皆、家に帰ろう」/元の作品を知っている人はみんなズッコケる
第3章 素敵な演劇人と出会えて
チャーミングな師匠 西村晃/無限のアンテナ 浅利慶太/ミュージカル作りの職人 ハロルド・プリンス/シャイな音楽家 アンドリュー・ロイド・ウェバー/ダメ出しするの、大好き 蜷川幸雄/最後には、みんな幸せな気持ちになれる 三谷幸喜/繊細なセリフの演出家 栗山民也/ついにダブルキャスト 鹿賀丈史/砂場の舞台美術家 金森馨/教わったのはバレエだけじゃない 小川亜矢子/芸の父と芸の母 島田正吾、山田五十鈴/もっとこっちの世界にいてほしかった 十八代目中村勘三郎/感動的だった「命をあげよう」 本田美奈子./すっかり〝帝劇の怪人〟 山口祐一郎/まるで弟のような 武田真治/狂気をはらんだいい役者 藤原竜也/自分の歌に酔わない 堂本光一/もう他に怖いものなんか何もない 大竹しのぶ/女優としての力量を見せたい 篠原涼子
第4章 役者・市村正親はこう作られる
台本にのめり込み、1枚のレコードから想像する/ついつい動きが女性っぽい仕草になって/千本ノックをやってくれる演出家のほうがありがたい/車椅子を分解して、毛糸を口に含んで/きっと演劇の神様の仕業/役者なんて、思い込めればいいんです/仮面に隠れた部分だって、適当なメイクじゃダメ/1日の始まりに汗をまず出したい/いいなと思ったら、すぐ真似る/世界で一人だけのファントム/ライブで、目の前で起こっている
第5章 僕はこんな舞台に立ってきた
レジェンドの『オペラ座の怪人』、パパになった『ラブ・ネバー・ダイ』/ヘリコプターの音が聞こえる『ミス・サイゴン』/感情のエキスが出る『ウエストサイド物語』/母ちゃんに感謝した『ラ・カージュ・オ・フォール』/やれること自体が幸せだった『NINAGAWA・マクベス』/神様がいる『屋根の上のヴァイオリン弾き』/子役たちも見逃せない『スクルージ~クリスマス・キャロル~』/草笛さんあっての『ドライビング・ミス・デイジー』
(ちょっと長めの)あとがき
市村正親 舞台出演リスト
私、市村さんの舞台かなり見てるんです。もう30年以上前になりますけど、『横澤版ベニスの商人』。市村さんはシャイロック役でした・・・。
ジェシカ!と叫んで暗転・・・いまでもよく覚えています。この作品は横澤彪さんとの約束もあり5回は見たはずです。
そして、演劇のワークショップも聴いてます。
本書のベースはその内容がメインになっているか、あるいはいつもインタビューで答えてるものです。
「一本の芝居を見るのは数冊の本を読むより勉強になる」
劇作家の川口松太郎の言葉ですが、だれもが同感する話です・・・。
「僕はいったい何人分の人生を生きてきたんだろう。これまで出演した演目を数えただけでも100を超えてしまう。演じた役柄はとんでもない数になるんだ。いろんな人の激しい人生を生きてみたいと思ったのが、役者という職業に就いたきっかけ」と市村さん。



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