Foomii(フーミー)

誰も説明しない日本の現実

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

偏差値が日本を滅ぼす その「具現化」を直視せよー小室直樹氏の慧眼

3行まとめ

日本は、偏差値という参考値を人間評価の中核に据えた結果、教育の目的を見失いました。

就社型システムが学歴偏重を強化し、人格形成や社会設計の失敗へと連鎖しました。

祖国再生の鍵は、教育の意味を根本から再定義し、社会の設計思想を取り戻すことです。

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1980年代、小室直樹氏は『偏差値が日本を滅ぼす』で、教育が「人を育てる営み」から「人を振り分ける装置」へ変質し、その果てに社会全体が歪むと警告しました。私は、21世紀に入ってからの日本の衰退を見ていると、まさにこの指摘が現実化したのではないかと感じています。

小室氏の鋭さは、偏差値を単なる「学力の目安」としてではなく、社会全体を支配する装置として捉えた点にあります。入試は本来、学力を測るための手段に過ぎないはずです。ところが、それがいつしか教育の目的を乗っ取り、学校を受験産業の下請けへと変え、教師を教育者ではなく受験指導の技術者へ追い込み、家庭すら子どもの点数に従属させていく。小室氏はこの現象を、単なる「過熱」や「行き過ぎ」ではなく、制度が必然的に生み出す歪みとして描きました。

さらに重要なのは、偏差値が一度社会の中心に据えられると、

… … …(記事全文3,803文字)
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