ご開封ありがとうございます。
横川 裕之です。
今日から9月ですね。
8月は「脱力」をテーマにしました。立つ、呼吸する、腕を落とす、歩く。いろいろな動きを使い、必要な力と余計な力みの違いを自分の身体で確かめてもらいました。
9月はその続きとして、人と関わる時に自分が相手へ何を渡しているのかを考えます。テーマは「人が集まる人は、何を与えているのか?」です。
人が集まる人の周りには、何度も会いに来る人がいます。相談に来る人もいるでしょう。話を聞いてほしいとわざわざ時間をつくる人もいます。「この人と一緒に何かをしたい」と声をかける人まで現れるんですね。
なぜ、人はその人に何度も会いたくなるのでしょうか?
話がうまいから?華やかな魅力があるから?実績や知識が豊富だから?
もちろん、話のうまさや華やかさ、実績や知識は「一度会ってみたい」と思うきっかけになります。でも「もう一度会いたい」と思う理由は、会った後の変化にあります。
つまり、本当に人を惹きつけるのは、その人と過ごした後に自分の中で起きる小さな変化です。
無理に自分をよく見せなくても自然に話せた。途中で否定されることなく最後まで話を聞いてもらえた。頭の中で絡まっていた考えが少しだけ整理された。自分では短所だと思っていた部分を「強みになる」と言ってもらえた。落ち込んでいたのに帰る頃にはもう一度やってみようと思えた。
人が集まる人は、相手を楽しませているだけではありません。相手の中にある価値や可能性を見つけ、本人が気づける形にして返しているんです。その人と過ごした後に自分が少し良い状態になっているからまた会いたくなるわけです。
では、人が集まる人は相手へ何を与えているのか。先ほど挙げた変化から考えてみます。
自然に話せたなら、そこには安心感や温かさがあったはずです。
短所だと思っていた部分を「強みになる」と言ってもらえたなら、自分の価値に気づける言葉を受け取ったということです。
もう一度やってみようと思えたなら、前へ進む視点や刺激を受け取っています。会う前の自分と会った後の自分。その違いを確かめれば、その人から何を受け取ったのかが分かるんですね。
9月は、人が集まる人が与えているものを大きく三つに分けて考えます。
心をゆるめるもの。
自分を認められるもの。
前へ進めるもの。
安心感や温かさは、心をゆるめるものです。自分の価値に気づける言葉は、自分を認められるもの。前へ進む視点や刺激は、もう一度やってみようと思えるものです。
この三つを入口にして、人が集まる人は普段どんな言葉をかけ、どんな関わり方をしているのかを一つずつ確かめていきます。
9月の最初は、自分が誰かから受け取ったものを言葉にしてみましょう。
自分が何を受け取ったのかを言葉にできれば、自分が相手へ何を渡したいのかも考えられます。
ということで今日の文字化ワークです。
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実践!文字化ワーク
1.あなたが「また会いたい」と思う人を一人書いてください。
2.その人と会う前と会った後を比べ、自分の気持ちや考えがどう変わったのかを書きます。
3.その人から受け取ったものは、次の三つのうち、どれに近いでしょうか。
・心をゆるめるもの
・自分を認められるもの
・前へ進めるもの
一つを選び、変化につながった相手の言葉や行動も書いてください。
例:会う前は話がまとまっていなくて緊張していた。最後まで話を聞いてもらい、帰る頃には気持ちが落ち着いていた。受け取ったものは安心感。
4.今度は自分が誰かへ渡したいものを一つ書いてください。
返信にはワークをやってみての感想を送ってください。
自分が受け取って嬉しかったものは、自分が誰かへ渡したいものを考えるヒントになります。
人が集まる人は、相手が自分自身を少し好きになって帰れるような時間をつくれる人なんです。
次回は、心をゆるめる最初の一つ「安心感」を取り上げます。
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