あなたが海や宇宙が好きな人としよう。「私は海が大好きなんです!」というあなたに実は海の広さ(面積)、水量、化学成分、深さなどいろんなデータを教え込まれても、「ああ、そうですか!」しかいわない。海が好きなことと海の情報データは無縁なのである。
宇宙にしたって好きな人は沢山いる。中には天文学的な知識を学習した人もいるだろうが、138億光年の大きさまで知らない人もいる。率直に言えば、海や宇宙が好きな人にとっては全く知識と関係ない場合が多いのではないだろうか?
海や宇宙は自分にとって大いなる世界で、共にいることだけで、幸せなのである。大洋感情といってもよい。大いなるものと触れ合うことで、自分が溶け込むような安心感を得る。神聖なるものとの一体感とでもいえる。
教育が間違っているのはその好きという感覚を大事に扱わない事である。数が不思議で不思議でたまらない子に算数や数学の試験結果で判定したり、運動は好きだが、かけっこが遅い子に赤点をつけたりする。好きなことがいつの間にか嫌いになってしまう魔法にかかってしまうのである。
そのもの全体が好きなのに、部分ができないからと嫌いになってしまうのは実にもったいない。下手の横好きという言葉があるが、そういう愛好することの意味と意義を深く理解することが重要なのではないかと思うのである。
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