… … …(記事全文3,805文字)新モンロー主義の時代 ― トランプ補論とアメリカの戦略的収縮
~この流れは民主党政権でも変わらない~モンロー主義とは、1823年にアメリカ合衆国の第5代大統領ジェームズ・モンローが議会での年次教書演説で発表した外交政策の原則だ。
その主な内容は以下の通りだった。
アメリカはヨーロッパ諸国の紛争や内政に干渉しない。
ヨーロッパ諸国は南北アメリカ大陸(西半球)への新たな植民地化や干渉を行わない。
西半球へのヨーロッパの干渉は、アメリカに対する敵対行為とみなす。
つまり、『ヨーロッパは、南北アメリカ大陸に手を出すな。俺もヨーロッパには干渉しないから』という内容だ。
当時、植民地を増やそうとするヨーロッパ列強(特に神聖同盟のロシア、オーストリア、プロイセン、フランス)は、アメリカにとって敵であった。
だから、モンロー主義は、アメリカの安全保障上、必要な政策だった。
そして、セオドア・ルーズベルト大統領は、モンロー主義を拡大解釈して、「ルーズベルト補論」(1904年)を発表した。
これは、アメリカが西半球の「警察官」として介入する権利を主張するものだった。これはアメリカが武力を武器にカリブ海諸国に要求を飲ませるというもので、「棍棒外交(こんぼう外交)」と呼ばれていたが、実はこれもアメリカの安全保障が目的だった。
当時、1902-1903年のベネズエラ危機をきっかけに、ヨーロッパ諸国(例: ドイツ、英国)が債権回収や秩序回復を名目に、南米に軍事介入する可能性があった。これを防ぐため、アメリカが代わりに介入し、秩序を維持・回復することでヨーロッパの介入を排除する目的だったのだ。
今の情勢からは、ヨーロッパがアメリカの敵であることが想像できない面もあるだろうが、当時、アメリカはヨーロッパの侵略を一番警戒していたのだ。
ルーズベルトが棍棒を持ってカリブ海を歩き回るという風刺画
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%8D%E6%A3%92%E5%A4%96%E4%BA%A4#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tr-bigstick-cartoon.JPG
このモンロー主義はどうなったのか?
そして新モンロー主義とは?
下記に続く!
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