… … …(記事全文5,730文字)デンマークがグリーンランドでしたこと
~日本が米国のグリーンランド併合を支持すべき理由とは?今回はデンマークがグリーンランドでしてきたことについて書きたいと思う。まず、前提の話として、グリーンランドはデンマークが領有権を主張している。その主な根拠は、1814年のキール条約でグリーンランドはデンマークに残され、1933年の国際司法裁判所判決で全島の主権がデンマークに確定した。そして1953年の憲法改正で植民地から王国の一体部分へ昇格し、1979年のホーム・ルール法、2009年の自治法で高度な内政自治を認めつつ、外交・防衛・通貨などはデンマークが担当することとなった。
住民はデンマーク市民権を持ち、自決権が明記されているが、グリーンランド市民のパスポートは、デンマークのパスポートとなっている。
主権はデンマーク王国にあり、独立には住民投票+デンマーク議会の承認が必要となっている。
つまり、一応、グリーンランドには独立への道も保証されているが、実際には、グリーンランドは、デンマークからの巨額補助金がないと存続できない国だ。
グリーンランドの公共予算の半分以上である1000億円を、このデンマークの補助金が占めており、教育、医療、福祉などの公共サービス全般、インフラ維持などに使われている。
つまり、グリーンランドは到底、独立できる状況ではない。
一方、はっきり言って、デンマークにも経済的メリットはない。
最近になってレアアースや石油の可能性、北極航路の利権などが騒がれてはいるが、巨大な氷に阻まれ、放置状態だった。ただ、デンマークにとっては世界最大の島を持つという誇りと、大国であるかのような意識を維持するのに役立っているだけだと言っても過言ではないだろう。
そんなデンマークがグリーンランドの先住民イヌイットに対して、非常に非道なことを行ってきた過去があり、特に非道と広く認識されている行為は2つあるのだが、1つは1951年の「小さなデンマーク人(Little Danes)実験」だ。
名前だけで差別感が漂っている。
1951年、デンマーク政府はグリーンランドから22人のイヌイットの子どもたち(当時4〜9歳)を家族から強制的に引き離し、デンマーク本土に連れて行った。目的は「デンマーク語を話すエリート層を育て、グリーンランドを近代化する」という名目での同化政策・社会的実験だった。
子どもたちはデンマーク人家庭に預けられたり、後に孤児院に入れられたり
グリーンランド語(母語)の使用を禁止され、家族との接触をほぼ断絶させられ、アイデンティティの喪失、深刻な精神的トラウマをかかえた。
結果、多くの子どもたちが精神的な問題を抱え、若くして亡くなった人も少なくない。そして、2022年、デンマークのフレデリクセン首相は存命の被害者6人に直接謝罪し、500万円ほどの補償金を払い、「冷酷で無情、理不尽」だったと公式に認めている。
まだまだ続く!デンマークが行ってきた中国も真っ青な、非人道的行為とは?
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