Foomii(フーミー)

学校では教えてくれない日本の近現代史

六衛府(日本史研究者)

六衛府

一般的な中国国民の見ているインターネットは私たちとは別世界であることをご存知ですか?

最初に事情により配信が一日遅れてしまったことをお詫びします。事情は先週と同じです。

同時に購読者数がまた増えていることに気付きました。心から感謝申し上げます。

Xのフォロワー数も9万人目前です。これはフォロワーさん一人一人が拙投稿を何度もリポストしてくださっているおかげだと思います。重ねて感謝申し上げます。


最近、高市首相の台湾有事関連の国会答弁以来、どこから発信しているのか知りませんが、中国語の反日アカウントをよく見かけますよね。

知っている人はご存知でしょうけど、一般の中国国民はデフォルトの接続状態では全世界の人が共通で使用しているインターネットに接続できていないのです。


極論すれば、中華圏で共有されている巨大イントラネット(インターネットではない閉ざされたネットワーク)みたいなものをインターネットだと信じて使用しているのです。


中国には1999年から導入され、使用開始されたグレート・ファイアウォール(金盾)という情報管理遮断システムがあり、世界標準のインターネットのうち、中国にとって都合の悪いドメインを遮断することが可能なのです。これはインターネットだけに関わらず、すべての情報網について国家が干渉してきます。

これは北京で受信されたNHKのBS1ですが、通常の放送は中国のホテルなどでそのまま流されているのですが、2023年6月4日の夜、NHK海外放送のニュース番組が1989年の天安門事件から34年となったことを伝えた際に、放送が当局の検閲により約4分間、金盾により遮断された時のものです。

画面に「電波異常」との表示とカラーバーが出て、事件当時の戦車の映像や遺族のインタビュー内容が映し出されなくなりました。


嘘みたいな話ですが事実です。なので特殊な接続方法を使わない限りXにもGoogleにも接続できないのです。詳細は後程解説します。

私たち、昔でいう西側世界で見ているインターネットと中国国民が大陸から接続できる、インターネットらしいシステムとは、別物なのです。なので私たちの知るサービスをパクった別物の代替サービスがあるのです(^_^;)

こんな感じです。

サービス名      規制状況     中国版代替サービス

Facebook      完全ブロック     WeChat、Weibo

Twitter(X)     完全ブロック     Weibo、微博

Instagram       完全ブロック     小紅書(Xiaohongshu)

WhatsApp         完全ブロック     WeChat

LINE                  完全ブロック     QQ、WeChat

Telegram           完全ブロック     DingTalk

YouTube            完全ブロック     Youku、Bilibili

Netflix               完全ブロック     iQiyi、Tencent Video

TikTok(国際版)    部分規制        抖音(Douyin)

Twitch              完全ブロック     Douyu、Huya

Google検索       完全ブロック     Baidu

Yahoo              完全ブロック     Sogou

Bing                   部分制限         Baidu

Wikipedia       完全ブロック     Baidu百科


えっ でもTikTokって中国のSNSじゃなかったっけ? と思う人もいるでしょうけど

日本で利用されている「TikTok」はTikTokの母体で、中国国内版「抖音」(Douyin)がTikTokの運営元で、日本からでは特殊な方法を使わない限り中国国内版「抖音」のアカウントを作って接続することはできません。技術的には難しくありませんが、ばれると規約違反なのでBANされると思います。

普通に考えて、14億人もいる一般の中国国民にXのアカウントを解放したら、大量の反日アカウントが発生して私たちにとって面白くなくなるわけなので、それはそれでいいのかも知れませんが、基本的に中国国民はX禁止なのです。

では最近とくに湧いてくる中国語アカウントはいったいどこから活動しているのかの謎についして解説したいと思います。

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