… … …(記事全文6,048文字)米ロ首脳会談を終えて
米国のアラスカ州アンカレッジの「エルメンドルフ・リチャードソン軍事基地」で15日に米露首脳会談が実現しました。ロシアの国営通信社「RIAノーボスチ」が17日に報じたところでは、プーチン・トランプ会談は「3対3」の形式、つまり米露両国から3人づつ会談に出席したとのことです。ロシア側からはプーチン大統領に加え、セルゲイ・ラヴロフ外相とユーリ・ウシャコフ大統領補佐官が、そして米国側はマルコ・ルビオ国務長官とスティーブン・ウィトコフ米大統領中東問題特別大使が出席したとのことです。
会談は2時間45分続いたそうですが、プーチン大統領は通常、長時間の会談を行いますので、そういった意味では、短くもない、長くもない、普通の長さと言えるでしょう。プーチン大統領が乗った専用機「IL-96」が会場となる軍用基地に到着し、機外へと降り立つまで、トランプ大統領は大統領専用機の中で約45分ほど待たされていたにも関わらず、レッドカーペット上でプーチン大統領を待ち、時折り拍手し、対面すると力強くガッチリと握手を交わす姿には感動すら覚えました。
ただロシアの習慣では「握手してからのハグ」が普通なのですが、ハグが無かった点は少し物足りなさを感じました。おそらくトランプ大統領としてはカメラがなければハグをしたいところだったでしょうが、ネオコンやグローバリストなどの反勢力がこのシーンをしっかりと見ていることも意識していたためハグは控え、プーチン大統領もその辺を察してハグをしなかったのではないかと思っています。またその後、トランプ大統領のキャデラックで二人が同乗し会場まで向かいましたが、実はロシア側はプーチン大統領の専用車「Aurus」を運んできており、本来は両大統領が別々の車で首脳会談の会場まで向かう予定だったとのことです。それがどうやら、トランプ大統領のアドリブにより、急遽二人でキャデラックに同乗して会場へ向かったとRIAノーボスチは報じています。


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