Foomii(フーミー)

ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便

中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

「基軸通貨ドルの落日 トランプ・ショックの本質を読み解く 前編」(中野剛志著・990円・文藝春秋)

「基軸通貨ドルの落日 トランプ・ショックの本質を読み解く 前編」(中野剛志著・990円・文藝春秋)

世界を揺るがせた「トランプ・ショック」。この唐突な関税措置に対して、こう考えている人は少なくないだろう。

<自由貿易というリベラルな国際経済秩序は、アメリカを含む世界各国に利益をもたらしており、堅持すべきだ>

<トランプは「取引」によって、短期的な利益を上げることしか考えていない>

<リベラルな国際経済秩序に反するトランプ政権の行動は、ドルの急落を招く。経済指標が悪化すれば、アメリカは翻意するかもしれない>

本書で示されているのは、これらとはまったく違う認識である。


まず言えるのは、既存の国際経済システムには致命的な欠陥があるということだ。

1980年代以降、「自由市場が最適な資源配分を実現する」という新自由主義イデオロギーを背景に、ヒト・モノ・カネが国境を超えて活発に移動する「グローバル経済」が台頭。

その結果、世界には2つのタイプの「レジーム」(経済体制)が出現した。

ひとつはアメリカなど、債務(借金)を増やして消費を拡大し、経済成長してきた「債務主導」レジーム。

グローバル経済のもと世界ではバブルが起きやすくなっており、バブルが続いている間であれば「債務主導」レジームも経済成長は可能だった。

もうひとつはドイツ、中国、そして日本など、「債務主導」レジームの国々へ輸出することで経済成長を追い求めた「輸出主導」レジーム。

経済のグローバル化が生み出したのは、後者の貿易黒字を、前者の消費が吸収する「グローバル・インバランス(不均衡)」だったのだ。

… … …(記事全文2,014文字)
  • 全文をお読みになるには、以下の購読・購入方法をご利用ください。

    購読・購入済みの方は、ログインすると全文をご覧いただけます。

    ログインする
  • 価格:152円(税込)

    このウェブマガジンはバックナンバーを販売していません。
    読みたい場合は定期購読を開始してください。

    定期購読する

今月発行済みのマガジン

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年9月19日に利用を開始した場合、2026年9月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年10月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する