… … …(記事全文3,107文字)<ウクライナ和平期待も、まだ先行き不透明感が強い>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=60ドル水準で緩やかな値下がりが続いている。米欧のロシア石油大手に対する制裁発表後に付けた10月24日の62.59ドルが戻り高値となり、11~12月は徐々に60ドル割れの取引時間を増やしつつも、大きな値崩れは回避されている。「需給緩和見通しの売り」と「地政学リスクの買い」が交錯する展開が繰り返されている。
ウクライナ和平協議は年末に向けての原油相場急落を促し得るテーマとして注目されていたが、現状ではまだ和平合意の見通しは立っていない。当初、トランプ米大統領はウクライナに対して、11月27日までに新和平案を受け入れるのか、それとも米国の支援終了を受け入れるのか、厳しい選択を突き付けていた。しかし実際には11月27日の後も米国=ウクライナ、米国=ロシアを軸とした協議は続いており、和平交渉は破綻していないが、まだ成立の見通しが立たない状況が続いている。
