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富田隆弥のチャートクラブ

富田隆弥(月刊「トレチャ」編集長)

富田隆弥

日々の株式市場をチャート主体に分析する。チャートは一般的な波動やトレンド、ケイ線、平均線、出来高、一目均衡表のほか、RCIやボリンジャバンド、変化日、手口などを参考に、地合いに応じてポイントを紹介しながら相場観を解説。国内株式のほか先物や海外、為替、商品など他市場にも目を向け、日経平均や個別株の動向、業績、マーケットの話題、噂などを折に触れ紹介して行く。ただ、基本は「トレンドに従う」ことだ。万年強気ではなく、下がるときはそれなりの対応も指摘する。お手元のチャートを参照しながらご覧いただきたい。

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富田隆弥のチャートクラブ
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                    「富田隆弥のチャートクラブ」

                   2021年3月12日(サンプル)

◇マネーバブル続行
11日、NYダウ(32485+188ドル)が5日続伸で過去最高値を32661ドルに伸ばした。バイデン大統領が1.9兆ドルの追加景気対策(現金給付1400ドル)に署名し、景気回復と株式への資金流入に期待を募らせる。
小型株のラッセル2000(2338+59)は5日続伸、独DAXも4日続伸でともに過去最高値を更新し、ナスダックは13398+329ポイントと2.5%上昇して25日線(13524)に迫ってきた。ビットコインは5日続伸、原油(WTI)もCRB商品指数も堅調で、過剰流動性相場の根強さを改めて見せつけた。
この強さには少々驚きだが、1.9兆ドルという巨額の景気対策とワクチン普及に伴う経済正常化が背景にあるのだろう。とはいえ「期待で買って、事実で売る」という格言もある。「長期金利上昇」や「マネーバブル」の懸念を脇に追いやり上昇基調をどこまで続けられるのか「注視」しておく必要はある。来週は17日にFOMCが、19日に米国のメジャーSQがあり、そろそろ高値圏を形成してもおかしくない。その点は頭に入れておきたい。

◇SQ後の上昇に光明
一方、出遅れていた日本株だが、日経平均は506円高29717円と大幅に4日続伸、25日線(29492円)と短期上値抵抗線を突破した。10月安値から引く抵抗線(29700円台)に差し掛かり、ボリ+1(30047円)のまだ下ではあるが、朝方のSQを通過して需給の重しが外れたような動きは一つ期待を抱かせる。
日足は2/16高値(30714円)から13本目(変化日)の3/5に安値28308円を付け、RCI(9日線、13日線)も底打ち反転、調整一巡感を漂わす。勿論、4日続伸で、来週は米国のSQ(19日)もありまだ調整場面を挟むだろうが、3月も後半になる。4月新年度以降に上昇が見込まれ、為替の円安もプラス要因(輸入企業にはマイナス要因)にしてくる可能性が高い。また、東京五輪に総選挙を控えることから年間想定で示した「夏場に33000円」シナリオにも期待が膨らんでくる。
まずは5月のゴールデンウィークに31000~32000円指向を想定して、来週は個別株の打診買いに動きたい。

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■マガジン名:富田隆弥のチャートクラブ
■発行者:富田隆弥
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