ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/20221115002000101946 2022年11月15日発行(通算第677号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ Decision 2022(NBC) https://www.nbcnews.com/politics/midterm-elections-2022?icid=election_marquee 米国の中間選挙は、まだ結果が確定していませんが、多くの人の予想を裏切る波乱に富んだ結果になりました。 現時点では、上院は、民主党50、共和党49。ジョージア州で12月6日に決選投票が行われますが、その結果を待たずに民主党の多数維持が確定しました。 下院は、民主党204、共和党212で、いずれも過半数の218にはまだ届いていません(APの推計、NBCなどメディアによってはすでに共和党が過半数を獲る見込みとしています)。 先週の記事(以下のリンク参照)で述べたとおり、今回の選挙では共和党の優勢が予想されていました。とはいえ上院については、特に3つの激戦州(ペンシルバニア、ネバダ、ジョージア)が極めてタイトだったため、民主党が多数を維持することも十分に予想されていました。したがって、そこまでの驚きはありません。 ・「米中間選挙」(11/8) https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=10189 しかし下院については、予想は大きく裏切られました。少なくとも共和党は15~20議席は積み増しすると予想されていたのですが、このままいくと一桁増に終わりそうです。それどころか、民主党の多数維持の可能性すらまだ残っています。 投票日当日の時点で、私は「レッド・ウェーブ」ではなく「レッド・リップル(さざ波)」だったという印象を受けました。万が一民主党が下院を維持すれば(その可能性は極めて低いですが)、それどころではなくなりますが、いずれにしても、民主党が予想を超える強さを見せたことは明らかです。中間選挙の歴史に残る政権与党の善戦と評価されるでしょう。 また、連邦議会に比べると日本ではあまり注目を集めていませんが、民主党は州レベルでも勢いを見せています。知事選では、ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシンという重要州を守り、NYとオレゴンでもサプライズを起こさせず、メリーランドとマサチューセッツでは奪還しました(ネバダでは共和党に奪還されましたが)。さらに州務長官や州議会の選挙でも、民主党は驚くほどの強さを見せています。 なぜこのような結果になったのか。この結果は、バイデン政権、民主党、共和党にどのような影響を与えるのか。24年大統領選はどうなるのか。これらの点について解説します。 ***********… … …(記事全文13,940文字)
