… … …(記事全文11,249文字)2025年6月30日発行(第310号)
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グッチーポストの経済ZAP!!
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イスラエル・イラン戦争が激化する可能性も高いと思われた先週のマーケット、様々な動きがありました。また、関税交渉もさることながら、トランプ大統領によるFEDへの突き上げも目が離せません。というわけで、今週も幅広くお伝えします。
●先週のマーケット
・都区部インフレは鈍化へ?!
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 低調続く米住宅市場
・中古住宅販売件数 5月
・新築住宅販売件数 5月
2. 新規失業保険申請件数
3. PCEデフレータ 5月
4. 意見割れるFOMCメンバー
5. 現FRB議長の力削ぐトランプ
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
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先週のマーケット
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〇マーケット概況
前週末、「ミッドナイトハンマー」と称した作戦で、イスラエル・イラン戦争に米国が介入。イランの核施設を攻撃、作戦は成功裏に終わった模様。その後も、「ミサイルを撃った」「撃ってない」などと言い合う不安定な状況が続いていましたが、トランプ大統領が23日にイスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」とSNSに投稿し、それ以降双方から停戦に向けたコメントが発せられ一応正式に停戦したようです。以前もメルマガで書いたようにイランに継戦能力はなく、ここから仮に武力衝突があったとしても拡大可能性は非常に低く、リスクとして認識する必要性は低いと思われます。