日銀の追加利上げは8月5日、日本株の暴落を招いたばかりではない。瞬く間に世界に飛び火し、ニューヨーク市場を震撼させた。日銀政策はグローバル金融市場を大きく揺るがすことが、改めて確認されたわけだ。が、植田和男日銀総裁は利上げ原理主義のタコ壺に閉じこもり、それを容認する岸田文雄政権、財務省は右往左往するばかりだ。
　日銀が利上げすると、一定の時間差を置いて必ず米金融市場に異変が起きる。グラフは2000年8月以降の日銀政策金利と日米の株価の推移である。

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