… … …(記事全文1,701文字)情報の隠蔽と粉飾工作に躍起となる中国の習近平政権。デフレ不況に陥っても5%台の実質成長だと国内総生産(GDP)統計を水増しする。
思い出すのは2007年のことだ。中国人民解放軍の参謀本部のスタッフたちが産経新聞の招きで来日しとき、「産経新聞は北京の外交当局から睨まれているが、あなた方はどう思うのか」と聞くと、「日本の新聞で読む価値があるのは産経新聞だけだ。なぜなら、われわれの知らないことが書かれている」との答が返ってきた。今の習近平政権は不都合な真実をことごとく排除、隠蔽し、公安当局が経済に関してネガティブな情報を流す者に「反スパイ法」を適用しかねないというから、隔世の感ありである。