今日もおつかれさまでした!
本日外出のため、9月25日時点での
情報となることをご了承ください。
◆取引報告
9月22日 FCEホールディングス
1951円 300株売り
マイナス5.2%
損切りラインに達したため
損切りです。
反省点は、短期間で
買いすぎてしまった点です。
9月25日現在、
13週移動平均線のところで
止まっているので、
13週移動平均線より
株価が下回らなければ
今が買い増しのタイミングに
なりそうです。
9月22日 JMC(5704)
1269円 100株買い増し
合計400株 平均単価920円
ボックス割れ1250円当たりに
トレーリングストップの注文を
入れています。
JMCは、9月20日の引け後に
について発表しました。
翌日ストップ高になり、
新しいボックスに入ったことを
確認したため買い増ししました。
当初の目標株価の
1400円は達成しましたが
まだ上昇基調のため
継続保有します。
うれしい反面売り時が
悩ましいです。
注視していきます。
◆暴落時の対処法3選②
先週、読者さんからのご質問で
暴落時の対処法の3つのうちの
ひとつ目についてお伝えしました。
前回は、買った当初に決めた
損切りの徹底でした。
普段とすることは
変わらないのですが、
当たり前のことを淡々とする。
これが本当に大事
だと経験上感じています。
今日は2つ目の
「②今の相場サイクルを知る」
について解説しますね。
*相場サイクルは4つある
相場サイクルという言葉を
聞いたことがありますか?
株式相場には次の
4つのサイクルを
繰り返すと言われています。
・金融相場
・業績相場
・逆業績相場
・逆金融相場
この4つのサイクルを
把握することで
リスクを取る時期か
そうでない時期かを
把握することに役立ちます。
順番に解説しますね。
*金融相場
金融相場とは、景気の低迷から
脱却するために
景気がよくなるように
対策をする時期です。
政府は、財政出動で
お金をばらまき、
中央銀行は政策金利を
下げる時期なので、
借金をしやすくなるため
株高になります。
政策金利とは、
中央銀行(米国ならFRB)
が決める満期が1年未満の
短期金利のことです。
例えば、2020年3月のコロナの
パンデミックの際には、
経済がストップしてしまったので
強制的に逆業績相場
(後述します)
になりました。
このとき、FRBは
政策金利を引き下げ、
資産の買い入れを行い、
政府は、現金給付や
ワクチン研究開発費支援、
民間企業支援などを行いました。
それによって、
市場にお金が出回り、
投資がしやすい
(お金が借りやすい)
環境になり、
景気の回復期待から
株価が上昇しました。
*業績相場
業績相場は、前述の金融緩和で
市場にお金が出回った結果、
景気も業績もよくなる、
株高の時期です。
雇用もよくなり、金利が上昇し、
インフレ(物価上昇)が起こります。
金融相場に引き続き業績相場も
株式市場が良好なため、
比較的リスクを取りやすい
時期になります。
景気がよくなると、
金利も物価も上昇します。
景気が加熱しすぎないように
今度はFBRは金融引き締めを行います。
これが景気後退懸念から株安になる
逆金融相場です。
*逆金融相場
直近の逆金融相場の事例は、
2021年11月にFRBは
資産の買い入れ額を徐々に減らす
量的緩和の縮小(テーパリング)を
開始したあたりです。
また、これまでFRBは
政策金利を0.25%と
利上げをせず
据え置いていましたが、
利上げ開始の検討に
入りました。そのため、
2021年11月頃から
景気後退懸念から
株価が乱高下し始めました。
このとき、
今まで上昇トレンドだった銘柄が
下落トレンドに転換する
現象がたくさん起きました。
私自身は、頭では分かっていましたが
まだピンときていなくて
損切りを先延ばしに
してしまった銘柄がありました。
(今は売却済み)
こういった状況では、
これまでの上昇トレンドを単純に
継続する期待に陥りがちですが、
間違いを認め、損切りをできるか
が重要になってきます。
また、実際に利上げを開始したのは、
2022年3月からですが、
前述のテーパリングがすでに
始まっていたので、
株価は先行して下落したということに
なります。
金融引き締めを継続した結果、
企業業績が悪化すると
最後は逆業績相場になります。
*逆業績相場
逆業績相場は、
景気後退時期です。
企業業績は減収減益が
多くなります。
FRBは、2022年3月から
利上げを開始していますが、
想定以上に物価上昇が止まらず、
雇用も堅調な状態が継続していて、
企業業績もさほど悪化していない
という状況から、
ソフトランディング
(緩やかな景気後退)
で済むだろうというのが
今の市場の予想ですが、
早く利上げ停止を望む
市場に反して、利上げが
長期化するという懸念もあり、
株価は素直に上昇しない
という状況です。
現在は、逆金融相場から
逆業績相場に入る
あたりかと考えられます。
以上が4つの相場サイクルです。
基本はアメリカの相場サイクルで
日本株も影響を受けますが、
現在は、日本の状況も相場に
影響しています。
*これからは、日本の金融政策にも注目する
2023年に入って、日本株は
大型株や低PBR銘柄を中心に
パフォーマンスが良好となっていて
米国株が低調でも日本株が好調な日
もありますね。
この理由はさまざまありますが、
理由のひとつは、
日本だけ物価上昇が他国より低く、
金融緩和を継続しているから
という理由です。
具体的に、現在の政策金利は
いまだマイナス0.1%です。
長い間日本は金融緩和を
継続していますが、
政府と日銀が掲げていた
物価目標2%が2022年4月以降から
続いています。
長期金利も上昇傾向にあります。
そのため、日本の金融政策にも
少しずつ変化が起きています
ので注目が必要です。
2023年現在の日本は
比較的業績もいいです。
少しずつ利上げに舵を取る方向に
動いているので、業績相場に入るかも
という位置づけかと考えられます。
いよいよ日本も業績相場
(金利上昇)の時代に
なるかもしれないのです。
ぜひ、今どの相場サイクルに
位置しているのかを把握するように
してくださいね。
◆まとめ
相場サイクルは、
・金融相場
・業績相場
・逆業績相場
・逆金融相場
の4つのサイクルを繰り返します。
世界経済の中心である米国を始めとする
経済状況を把握することで、
なぜ株が上昇しているのか、
下落しているのかが分かります。
このことが分かると、
今はリスクを取ってもいい時期か、
リスクを取らない方がいい時期か
どちらなのか分かります。
私はこのようなことを全くわからないまま
投資をしてきたのでずいぶん
痛い目に遭いました。
また、今は日経平均は上昇基調ですが
米国金利が上昇している影響で
成長株であるグロース市場は
低迷しています。
なので、今は無理をしないことを
優先しています。
この相場サイクルを2回体験すると
ご自身の取引で使えるスキルになる
と聞いたことがあります。
私が株を始めた2016年は、
米国株でいうと業績相場に
移行したあたりでした。
業績相場→逆金融相場→
逆業績相場→金融相場→
業績相場→逆金融相場(現在)
なのでそろそろ2巡目です。
だいぶ、頭だけでなく行動(取引)
も伴うようになったとは
思いますが、
暴落時こそ同じように
対処できることが
重要です。(自戒を込めて!)
株式投資は、誰でも簡単に
利益が取れる時期と
そうでない時期があります。
そのようなよい相場に乗れるように
致命的な失敗をしないよう
経験を積むこと、
やはり長く続けることが大切です。
メルマガでも経済指標の解説を
入れているのは、
相場サイクルの理解を深めて
取引にも役立てたいからです。
一緒に学びましょう。
次の水曜日に3つ目の
「上昇し始めてから買う」
についてお話します。
では、また金曜日にメールしますね。
・記事中の銘柄は推奨銘柄ではありませんので、投資判断は必ずご自身でお願いします。
・私自身も相場と向き合いながら取引しています。Kindleなどでお伝えしている通りにできないこともありますことをご了承ください。
・週3回の配信で私ひとりで執筆、確認、配信作業をしています。作業コスト削減のため、許容範囲での誤字脱字があることをご了承ください。
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