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ついにエネルギー危機の足音が製造現場の悲鳴となって聞こえてきた。高市政権が「エネルギー安定供給に万全を期す」と繰り返す一方、製造現場の実情は乖離を深めている。特にナフサ(粗製ガソリン)不足は極めて深刻だ。いま、我々の生活からナフサ由来の日用品が消えようとしている。
●未曽有のナフサ不足
4月4日、TBS「報道特集」で専門家が「ホルムズ海峡封鎖が続けば、日本のナフサは6月に詰む」と発言して波紋を広げた。
<2026年4月4日 TBS「報道特集」>
https://www.youtube.com/watch?v=Sdxt4JsC0Ds
高市政権はこの発言に対し、「少なくとも4カ月分(=8月まで)は確保している」「6月に詰むという指摘は事実誤認」と否定した。
<2026年4月5日 高市首相SNS投稿>
<2026年4月10日 赤沢経済産業大臣>
だが問題の本質は、ナフサの確保分が6月までなのか8月までなのかではない。その先の調達の見通しが立っていない点だ。
現役のエネルギートレーダーによれば、日本が実際に毎月必要としているナフサの量は、高市政権の言う280万㎘の倍近い510万㎘だという。そして、その7割(350万㎘)を中東、韓国、インドなどから輸入しているが、ホルムズ海峡封鎖により、中東は勿論、韓国とインドもナフサの原料(原油)を輸入できていないため、350万㎘が事実上消失している状態だという。
<日本は毎月必要なナフサの7割350万㎘の調達先を確保できていない>
<2026年4月12日 政経プラットフォーム>
https://youtu.be/VrSkY9aX03A?si=MAW2vrwN0ZOBUxdv
TBS「報道特集」は高市政権と高市信者から不安を煽り過ぎていると批判されたが、翌週も製造現場のナフサ不足の実態を報じ、煽りではないことを示した。
<2026年4月11日 TBS「報道特集」>
https://youtu.be/NWHifb_03OM?si=nOGnN5X0dWaA-SPU
日本塗装工業会も会見を開いて、ナフサを原料とする塗料やシンナーの供給不安が深刻化しており、国土交通省に資材の供給確保などを要請したことや、塗装工事が止まることによる事業者や社会への影響を訴えた。
<2026年4月15日 TBS NEWS 日本塗装工業会 会見>
https://youtu.be/A-ySAUgThU8?si=5ZhDl6q3GEfjnoSi
すでにナフサ不足は身近な商品価格に影響が及んでいる。
<2026年4月15日 日本経済新聞>
<2026年4月16日 日本テレビ>
https://news.ntv.co.jp/n/kyt/category/society/ky9c105580a5fe441f84cecff11b85e383
ナフサ不足の深刻さは大手メーカーにも及んでいる。










