… … …(記事全文1,503文字)■渡邉哲也の今世界で何が起きているのか (通常版)
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高市早苗自民党新総裁誕生!
自民党総裁選が終わりました。予定通り第一回投票で決まることはなく、第二回投票で高市早苗さんが議員票でも一位となりました。今回の総裁選ですが、レガシーメディアのひどいミスリードが明らかなものとなりました。
青山、田崎などのメディア御用達のコメンテーターが「麻生最高顧問が小泉を支持するといった」など、嘘が喧伝され、直接周辺取材をした私が否定しても、その嘘をつき続けた。
また、選挙戦の中で、小泉陣営による作られた高市批判が暴露され、神奈川県の党員が勝手に離党させられていたなどの事実も判明しました。
また、林陣営は古賀誠氏など古い自民党の恫喝型の票集めを行い、それは小泉を支える菅陣営も同じです。
その結果として、小泉の出陣式に92人集まりましたが、実際に第一回投票で小泉に入れたのは80人でした。これは顔だけを出しておくリスクマネジメントの部分が大きかったと思います。
そして、第一回で党員票の40%以上を高市が獲得し、大きな流れができました。都道府県票高市35VS小泉10の差は大きく、議員も党員の声に強く逆らうことは難しい。無記名ですから、誰が投票したかわかりませんが、自ら小泉支持をだしたひとは非常に苦しい立場になったとも言えます。逆に支持を表明していない人は高市に乗り換えやすくなった。
その結果として、議員票高市149 小泉145となったとも言えます。
また、その背景には、麻生氏が党員投票一位に投票するように派閥議員に求めたという報道もあったのだと思います。党員の意思を無視すれば、地方議員をはじめとして、離党者が急増し、党が持たない。
それでもなお、145人の議員が小泉に投票した。これは高市になると、岸田、石破政権で得ていた立場を失うからであり、イデオロギーよりも利権的な意味が大きいのだと思います。 どちらにしろ、少数与党となった自民党は厳しい政権運営を求められます。逆に野党が恐れるのは解散であり、高市が総裁になり解散すれば、失われた保守票が戻り、衆院過半数獲得も夢ではない。2012年の安倍選挙の再来を期待する声が保守系からは出るでしょう。
但し、もともと派閥を持たない高市が現在の党内を把握するのはかなり難しく、旧安倍派の重鎮たちや麻生、茂木の協力をどこまで得られるかということになるのでしょう。

 
		 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
        
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