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渡邉哲也政経塾

渡邉哲也(作家・経済評論家)

渡邉哲也

第3516回 自民維新連立成立 憲政史上初の女性宰相誕生へ
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昨日、自民党と日本維新の会との連立交渉が妥結し、第一回投票において維新は高市総裁に首班指名投票を行うこととなりました。衆議院では1票不足、参議院では4票不足していますが、無所属議員などの協力により、第一回投票で高市新総理が誕生する可能性が高まっています。

まだ何が起こるかわかりませんが、今回の連立成立は政権の安定に寄与するものと考えられます。また、政策的にも近い維新との連立により、公明党の反対などで停滞していた憲法改正や安全保障問題が大きく前進することになります。

日本版DOGEによる行政効率化、外国人政策の見直しと担当大臣の設置、日本版CFIUS(対内投資審査機関)の創設、日本版NSC(国家安全会議)の格上げ、外国代理人登録制度の導入など、これまで停滞していた課題が一気に解決へと向かうでしょう。

問題となっていた消費税の2年間非課税措置については、制度設計上の困難もあり「検討する」との方針にとどまりました。政治資金問題については協議体を設置し、定数削減についても同様に協議体を設置することとなりました。政治資金に関する法案は自民党のみが不利になるものではなく、労働組合や宗教団体を含む団体献金にまで踏み込む内容になる見込みです。これらの政治制度に関する課題は、内閣提出法案ではなく議員立法として扱われることが理解されたようです。

そして本日、日本の憲政史上初となる女性宰相が誕生します。女性であることが理由ではなく、その卓越した能力によるものであり、政策立案力・立法力に最も秀でた総理の誕生といえるでしょう。総裁選では党員・党友票、議員票ともに一位となり、自民党総裁の座を獲得しました。連立相手であった公明党の離脱など、産みの苦しみも経験しましたが、新たなパートナーを得て、政策を進めやすい環境が整いました。

今回、維新は入閣を求めず、閣外協力という形を選びました。これは、維新が閣内に入る場合、政党規模や組織力から見て負担が過大になるとの判断によるものとされています。政務三役(大臣、副大臣、政務官)は東京中心の生活となり、地元・大阪に戻ることが困難になります。また、首長が主導する地方政治とは異なり、国会は議会中心であり、専門分野における知識が求められます。日本の国会には16の委員会があり、それぞれ専門的な議論が行われています。その裏には、自民党でいえば部会があり、平場での議論が展開されます。そのため、当選3回までは「雑巾がけ」と呼ばれ、仕組みを学び知識を吸収する期間とされています。

維新の会の国会議員団にはこの経験がありません。野党と与党では仕事の量と質がまったく異なります。予算編成から政策決定・立法までを担うのが与党であり、出来上がったメニューを評価するのが野党という構図です。維新も徐々に与党としての役割に慣れていく必要があるでしょう。

そして、株価は時間外取引で49,795円まで上昇しました。昨日の踏み上げ相場は凄まじく、20,000円を超える高騰となりました。本日は、50,000円を突破できるかが焦点となります。

■藤田文武(日本維新の会 共同代表)

https://x.com/fumi_fuji/status/1980218869697691735

本日、日本維新の会と自由民主党の連立政権樹立の合意書を調印したしました。合意文書を公開いたします。


■米中首脳会談、台湾問題も議題に-トランプ大統領は通商合意に期待

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-20/T4F95QGPWD4X00?srnd=cojp-v2

■米と豪州、重要鉱物とレアアースで署名-日本も一部関与と豪首相

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-20/T4FU72GP9VCW00?srnd=cojp-v2

■豪、中国軍機の照明弾投下に抗議 南シナ海哨戒中に「危険行為」

https://jp.reuters.com/world/china/DM55CA45JZPIXE75S4S7QSJETM-2025-10-20/


■米政府閉鎖、今週中に終了の公算大=NEC委員長

https://jp.reuters.com/markets/japan/TYK77CBNEZIGTHSRUYRL2STNQY-2025-10-20/


■トランプ氏、ウクライナ「戦争に勝てると思えない」

https://jp.reuters.com/world/ukraine/S3Y76TZIBFKN7CEIVJRVQEGJ6E-2025-10-20/

■ゼレンスキー氏、ウクライナ支援「有志連合」会合に出席 ロンドンで24日

https://jp.reuters.com/world/ukraine/YAZLERNKXBPVFBF2IUUWZZ2GJQ-2025-10-20/

■コロンビア、駐米大使呼び協議へ トランプ氏の関税引き上げ受け

https://jp.reuters.com/world/us/AGVW5SMLVNND5ESCNZCMUJWMVI-2025-10-20/


■ファースト・ブランズ破綻で注目集まるトレードファイナンス-CFOの声

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-20/T4EVSEGP9VCW00?srnd=cojp-v2

■ファースト・ブランズは商品返還を、ファイナンス企業が請求手続き

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-10-20/T4FZ8PGP493X00?srnd=cojp-v2


■米控訴裁、ポートランドへの州兵派遣認める判断 トランプ氏法的勝利

https://jp.reuters.com/world/security/7QI5QZNOHFPGDGQXJUBKRDAFBU-2025-10-20/


■東京マーケット・サマリー(20日)

https://jp.reuters.com/markets/japan/6ZSZGDJZMJNDVISBF64KJJ7DSI-2025-10-20/

■アジア株式市場サマリー:引け(20日)

https://jp.reuters.com/markets/japan/RH56R36AERKTJPOWVC4FSW64MA-2025-10-20/

■欧州市場サマリー(20日)

https://jp.reuters.com/markets/japan/JGPG6BYPXBPBBFBKTGQPOPZXTY-2025-10-20/

■NY市場サマリー(20日)ダウ500ドル超上昇、ドルは対円で小幅高

https://jp.reuters.com/markets/japan/4U77SGSFQROOBEDTFD5TZSMSJA-2025-10-20/

『出展 記載なきものロイター Bブルームバーグ』


著者:渡邉哲也(作家・経済評論家)

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