… … …(記事全文2,975文字)<17年5ヵ月ぶりの高値更新>
NYMEXプラチナ先物相場は12月12日以降の取引で急伸し、1オンス=1,700ドル水準から2,000ドル水準まで、僅か1週間程度の短時間で300ドル近く急伸した。2010年代の長期低迷相場の起点である2011年8月高値(1,918.50ドル)も完全に上抜き、世界同時金融危機後の最高値を更新している。これよりも上は、2008年3月に付けた2,308.80ドルが存在するのみであり、現在は08年7月以来となる高値を更新している。チャートはいわゆる「カップ」を形成した状態にあり、安値修正の動きから新たな上昇トレンド形成が打診されつつある。
上昇のタイミングは、12月9~10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)直後となるため、同会合で今年3回目となる0.25%の利下げが決定され、さらに当局者が来年の追加利下げ見通しを示した影響などが指摘されている。実際にプラチナ相場以外の貴金属相場も値位置を切り上げていることは間違いない。ただし、プラチナ相場の急伸は金相場の値動きと整合性が取れペースではなく、明らかにプラチナ相場の独自要因で価格が急騰したとみるべきだろう。
