… … …(記事全文3,071文字)<原油相場は4年10ヵ月ぶりの安値更新>
NYMEX原油先物相場は12月16日に1バレル=54.98ドルまで値下がりし、4月9日以来の年初来安値更新となった。需給緩和見通しを背景とした緩やかなダウントレンドが続いており、2021年2月以来の安値を更新した。ウクライナ戦争直後の22年3月には130.50ドルまで値上がりしていたが、徐々に60ドル台を維持することも難しくなり、ダウントレンドが継続中であることを再確認している。
「需給緩和の売り」と「地政学リスクの買い」のボクシング状態と形容されることも多いが、地政学リスクを織り込む局面でも10月以降は60ドル台前半が高値限界となり、12月はその60ドル台でさえ回復することが徐々に困難になっている。60ドル台での取引は12月8日が最後であり、年末時点の価格としては2020年以来となる5年ぶりの安値になる見通しだ。
